オフェンス面
2018/2019シーズンは対戦相手に応じて、様々なシステムやプランを用意し、変幻自在のチームを創り上げたマウリシオ・ポチェッティーノ監督。しかし、同監督は基本的に可能であればボールを保持することを好む。トッテナムにはボール保持時にクオリティを発揮できる選手も必要だ。
パス
エンドンベレは、この点に関して非常に優れたデータを残している。パス成功率は驚異の91.8%でトッテナムのどのMFよりも優れている。次点でウィンクスの89.1%、シソコ(86.7%)、ダイアー(84.9%)、ワニアマ(81%)となっている。
チャンスメイク
退団が噂されるデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン。仮にトッテナムが同選手を失うことになれば、チャンスメイクという点で大きな穴をあけることになるだろう。ただ、エンドンベレにはその穴を埋めるポテンシャルがある。
エンドンベレは90分当たり1.6回のチャンスを演出している。エリクセンを除いた他のトッテナムMF最多がシソコで1.0回だ。エンドンベレのスピードとドリブル能力の高さも影響しているだろう。
シソコ以外はさらに数字を落とし、ダイアー、ウィンクス、ワニアマは0.5回を超えていない。彼らがアシストを記録できていないことも納得だ。
総評
これらの数字をご覧いただき、エンドンベレの適正ポジションがぼんやりと浮かんできたのではないだろうか。いわゆるボランチの1つ前に配置し、彼のスピードとドリブル能力を殺さないようにすれば高い位置からのディフェンスに期待できるだろう。パスの精度も前述したとおり。精度だけでなく、レンジも長いのでサイドチェンジも正確だ。トッテナムにとって約1年半ぶりの補強は大成功と言えるだろう。
エンドンベレのプレーはこちらの動画から!
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