
日本時間15日に開幕したコパ・アメリカ。南米の最強国を決める熱い戦いが繰り広げられている。南米の国以外にもアジアから日本とカタールが招待国として参加している。読者の皆さんの中には、なぜ日本とカタールが参加するのか疑問に思う方もいるだろう。今回はコパ・アメリカの参加国に関する4つの「なぜ?」を解説する。
なぜコパ・アメリカには招待国が参加するの?
今年度はポルトガルが優勝した欧州最強を決めるUEFAネーションズリーグや、アフリカ大陸最強を決めるネイションズカップなど、各地域の王者を決める大会に、その地域以外のチームが参加することはほとんどない。
しかし、南米サッカー連盟(CONMEBOL)に加盟している国は10。これではグループステージを行えても、決勝トーナメントにゆがみが生まれてしまうのだ。そのために招待国を参加させ、バランスを取っている。
なぜ北中米の国は参加しないの?
2016年には北中米から6チームが招待されたコパ・アメリカ。しかし今回は、当初は3チーム招待する予定だったものの、1チームも招待されていない。地理的にも近いのになぜなのだろうか。
これについては単純明快だ。現在北中米の国々はCONCACAFゴールドカップの真っ最中だからだ。今年度のコパ・アメリカが16チームではなく、12チームでバランスを取っているのもこのためだ。
なぜ日本とカタールなの?
日本とカタールはAFCアジアカップ2019の優勝国と準優勝国だ。これがコパ・アメリカに招待された理由だと考えている方も多いのではないだろうか。しかし、日本とカタールが招待されたのは完全に偶然だ。なにかしらの意図がCONMEBOLにはあったかもしれないが、招待国の都合もあるので、参加できる2カ国が日本とカタールだったに過ぎない。
招待国の成績は?
これまでに招待された国がコパ・アメリカを制した例は1度もない。南米の強国が意地を見せてきた。最高順位は2001年大会のメキシコで2位。上位4チームに勝ち残ったことがあるのはメキシコとアメリカの2カ国だけだ。ちなみに、100周年を記念して行われた2016年のコパ・アメリカ・センテナリオの開催国はアメリカだった。
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