
バルセロナは今季、チャンピオンズリーグ(CL)を含む3冠への期待が大きかったものの、CLでは準決勝2ndレグでリバプール相手に3点差からの大逆転負けを許したほか、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝ではバレンシアに対してまさかの敗戦を喫し、ラ・リーガのタイトルのみの獲得で終わっている。今回はバルセロナの今夏の補強についてポイントを絞って紹介する。
1、フィリペ・コウチーニョ
コウチーニョは昨冬にリバプールから冬の移籍市場では過去最高額となる移籍金1億6000万ユーロ(約217億円)でバルセロナに加入したこともあり、サポーターから絶大な期待を受けていた。しかし今季はシーズン通して鮮烈なパフォーマンスを見せることができず周囲から批判を浴びると、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・マンチェスター・ユナイテッド戦では得点後に耳を塞ぐパフォーマンスを披露していた。バルセロナは新戦力獲得に向けて同選手を8500万ポンド(約126億円)以上のオファーが届けば放出に応じる意向だ。
2、イバン・ラキティッチ
ラキティッチはこれまでバルセロナの中盤を支え多くのタイトル獲得に貢献し、昨夏のワールドカップ・ロシア大会ではクロアチア代表を準優勝に導いている。ただアヤックスのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの来季加入が決定したことに伴い、同選手に退団の可能性があるようだ。本人や代理人は残留の意思を明らかにしているものの、バルセロナ首脳陣は契約延長を行わない考えを示している。
3、マタイス・デ・リフト
バルセロナは今冬にアヤックスのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの来季加入を内定させてことに伴い、同選手の同僚であり欧州屈指のディフェンスリーダーとして注目を集めるオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得レースでもリードしているという見方が広まっていた。ただここにきて年俸面での折り合いがつかないという報道が飛び交っており、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンが優位に立っていると伝えられている。
4、エルネスト・バルベルデ
バルベルデは昨季からバルセロナを率いているが、チャンピオンズリーグ(CL)のタイトル獲得に至っていない。昨季はラ・リーガとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の国内2冠を達成したが、CLでは準々決勝でローマ相手に2ndレグで0-3と敗れアウェイゴール差により敗退に追い込まれた。また今季も準決勝でリバプール相手に1stレグで3-0と勝利していたものの、2ndレグで0-4とまさかの大逆転負けを喫している。さらにコパ・デル・レイでは決勝でバレンシアに敗れたことから周囲ではバルベルデ解任を望む声が上がっている。
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