リーグ創設から2部降格の経験はないことは、タイトル獲得数と並び、クラブにとっての大きな誇りとなる。そこで今回は、各国リーグの創設から降格経験のないクラブをご紹介したい。
イングランド
降格経験なし:ゼロ(リーグ創設以来)
(プレミアリーグ以降)降格未経験:6クラブ
プレミアリーグ移行以前はすべてのクラブが降格を経験。1992年に現行のプレミアリーグが発足してから2部降格経験がないのは、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リバプール、トッテナム・ホットスパー、チェルシー、エバートンの6クラブのみだ。
イタリア
降格経験なし:1クラブ
2008年にユベントスが八百長スキャンダルで2部降格処分を受けたことで、セリエA創設から1部に所属し続けているのはインテルだけになった。
スペイン
降格経験なし:3クラブ
バルセロナとレアル・マドリードの2強に加え、アスレティック・ビルバオが2部降格未経験。アスレティックは、スペイン2強に予算規模で大きく劣る上、純血主義を貫く特異なクラブにも関わらず、90年以上も1部に残留している。
フランス
降格経験なし:0クラブ
パリ・サンジェルマンは1970年のクラブ創設以来、一度も降格したことがないが、前身クラブが2部に在籍していた。
ドイツ
降格経験なし:0クラブ
1963年のブンデスリーガ発足以来、2部降格を一度も経験していないのはハンブルガーのみだったが、昨季降格してしまった。ドイツの盟主バイエルンも降格経験はないが、創設初年度の1部には参加していなかった。
ポルトガル
降格経験なし:3クラブ
ポルトガルの3強、ポルト、ベンフィカ、スポルティングの全クラブが2部降格を経験していない。約80年間もの間、1部で凌ぎを削ってきたことになる。
オランダ
降格経験なし:4クラブ
アヤックス、PSV、フェイエノールト、そして、ユトレヒトの4クラブが降格経験なし。ユトレヒトは、前身クラブのDOS時代、1957/1958シーズンに1度だけ優勝を経験している。
トルコ
降格経験なし:3クラブ
今季は長友佑都と香川真司がプレーしているトルコリーグ。二人が所属している2クラブ、ベシクタシュ、ガラタサライ、そしてフェネルバフチェが降格を経験していない。
スコットランド
降格経験なし:1クラブ
欧州トップリーグで最も長きに渡って1部リーグに所属しているクラブがセルティックだ。今季も、リーグ創設から128年目のシーズンを1部で戦っている。
Jリーグ
降格経験なし:2クラブ
「オリジナル10」の中で降格経験がないのは、鹿島アントラーズと横浜F・マリノスのみ。今後も両クラブの記録更新が期待される。
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