バルセロナは今季チャンピオンズリーグ(CL)を含めた3冠達成の可能性が高いと伝えられる中、昨季のCLファイナリストであるリバプールに1stレグで3-0と快勝していたことから決勝進出が濃厚と伝えられていた。しかし敵地・アンフィールドで迎えた2ndで0-4と逆転負けを喫し、大会から姿を消している。そこで今回は現在率いているエルネスト・バルベルデ監督が仮に今季限りで解任となった場合の後任候補を紹介する。
1、パウロ・フォンセカ
・年齢:46
・国籍:ポルトガル、モザンビーク
・現所属クラブ:シャフタール・ドネツク
・過去の所属クラブ:ポルト、ブラガなど
現役時代はプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の複数クラブを渡り歩き2005年から監督業を始めたフォセンカは、2013年にポルトガルの強豪・ポルトの指揮官に就任するも成績不振により2014年3月に解任となっている。ただその後は2016年からウクライナのシャフタール・ドネツクを率いており、自身の監督キャリアで初となる国外挑戦を決断すると、一昨季と昨季に国内2冠を達成している。
2、エリック・テン・ハーグ
・年齢:49
・国籍:オランダ
・現所属クラブ:アヤックス
・過去の所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(下部組織)、ユトレヒト
現役時代に多くの時間を過ごしたトゥウェンテの下部組織で2002年に監督キャリアをスタートさせたテン・ハーグはトゥウェンテやPSVでアシスタントコーチを務めた後、2013年にバイエルンの下部組織を2シーズンに渡って率いている。そして現在はアヤックスの指揮官としてチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でベスト4に導くなど、周囲から同監督の手腕が高く評価されている。
3、マルセリーノ・ガルシア・トラル
・年齢:53
・国籍:スペイン
・現所属クラブ:バレンシア
・過去の所属クラブ:ラシン・サンタンデール、セビージャ、ビジャレアルなど
マルセリーノは現役時代にスペインの年度別代表に選出されるなど早い時期から頭角を現していたが、1994年に現役を退いている。その後1997年に監督業を始めると2部で着実に実績を積み重ねている。そしてラシン・サンタンデールで給与未払いにより契約解除した後、2011年にセビージャ指揮官に就任しており、以降はビジャレアル、バレンシアと渡り歩いている。
4、キケ・セティエン
・年齢:60
・国籍:スペイン
・現所属クラブ:レアル・ベティス
・過去の所属クラブ:ラシン・サンタンデール、ラス・パルマスなど
現役時代のアトレティコ・マドリードやラシン・サンタンデール、レバンテでのプレー経験を持つキケ・セティエンは2001年に古巣のラシンで監督業を始めると、その後は主に2部での指揮が続いたほか、赤道ギニア代表の監督も経験している。そして2015年10月にラス・パルマス指揮官に就任すると2シーズン連続でラ・リーガ残留に導いた手腕が評価され、2017年よりレアル・ベティスを率いている。
5、パブロ・マチン
・年齢:44
・国籍:スペイン
・現所属クラブ:フリー(2019年3月にセビージャ指揮官を解任)
・過去の所属クラブ:ヌマンシア、ジローナ
現役時代はヌマンシアで膝の負傷に苦しみ、わずか5シーズンでスパイクを脱いだパブロ・マチンは、古巣・ヌマンシアの下部組織で2005年から監督業を始める。そして2007年にトップチームでアシスタントコーチを務めた後、2011年に指揮官に就任している。今季はセビージャを率いていたものの、来季欧州カップ戦出場が危ぶまれたことを受けて今年3月に解任されている。
6、シャビ
・年齢:39
・国籍:スペイン
・現所属クラブ:なし(アル・サッドで今季現役引退発表)
・過去の所属クラブ:なし
バルセロナの下部組織出身であるシャビは1998年にトップチーム昇格を果たすと、中盤センターで必要不可欠な戦力として8度のラ・リーガ制覇、4度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など数多くのタイトルをもたらしていた。2015年夏にカタールへ新天地を求めた後、4年の在籍を経て今季限りでの現役引退を発表している。今後については指導者としてのキャリアに進むことを明言しており、将来的に古巣・バルセロナを率いる可能性もあるだろう。
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