プレミアリーグは今週末で最終節を迎え、今シーズンの長い戦いに幕を閉じる。その中、今年6月末で契約満了を迎える選手たちの動向に注目が集まっているが、今回はフリーとなる11選手を紹介する。
1、アンデル・エレーラ
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
年齢:29
国籍:スペイン
ポジション:MF
2014年にアスレティック・ビルバオからユナイテッドに加入したアンデル・エレーラは定位置こそ掴んでいないものの中盤に必要不可欠な戦力として重宝されていた。ただ今季は公式戦22試合の先発出場となっており、終盤戦ではリーグ戦4試合連続ベンチ外となっていた。同選手にはパリ・サンジェルマン(PSG)移籍が濃厚と伝えられている。
2、ダビド・ルイス
所属クラブ:チェルシー
年齢:32
国籍:ブラジル、ポルトガル
ポジション:DF
昨季はアントニオ・コンテ監督に冷遇されていたダビド・ルイスは、昨季までナポリを率いていたマウリツィオ・サッリ監督が昨夏に就任したことにより、今季はリーグ戦35試合で先発出場と絶大な信頼を得ていた。契約延長交渉も複数回に渡って行われているが、最終的な決断はシーズン終了後になるものとみられる。
3、フアン・マタ
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
年齢:31
国籍:スペイン
ポジション:MF
2014年冬にチェルシーからユナイテッドに加入したマタは、指揮官が目まぐるしく交代する中、一定の出場機会は得ている。同選手に対してはユナイテッドが契約延長のオファーを提示しているものの、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台への思いが強いものとみられ、バルセロナ移籍の可能性が伝えられている。
4、オリビエ・ジルー
所属クラブ:チェルシー
年齢:32
国籍:フランス
ポジション:FW
2018年の冬の移籍市場でボルシア・ドルトムント、アーセナル、そしてチェルシーの3クラブによるFWの玉突き移籍に絡んだジルーだったが、昨季の後半戦はスペイン代表FWアルバロ・モラタとのポジション争いもあり、レギュラーは確保できなかった。そして今季も冬にユベントスからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが加入したことにより出場機会が減少している。同選手にはフランスの複数クラブが興味を示しているものの、チェルシーは契約延長オプションを行使することを決断したと伝えられている。
5、ダニー・ウェルベック
所属クラブ:アーセナル
年齢:28
国籍:イングランド
ポジション:FW
下部組織時代から長らくマンチェスター・ユナイテッドで過ごしていたウェルベックは、2014年夏の移籍市場最終日にアーセナルに加入している。そのアーセナルではアーセン・ベンゲル監督のもとでコンスタントに出場機会を確保していたものの、今季は昨年11月上旬に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節・スポルティングCP戦で右足に大怪我を負い、長期離脱を強いられていた。アーセナルは今夏ユベントス移籍が決定しているウェールズ代表MFアーロン・ラムジーとともにウェルベックも退団することを発表している。
6、ダニエル・スタリッジ
所属クラブ:リバプール
年齢:29
国籍:イングランド
ポジション:FW
これまでマンチェスター・シティやチェルシーに在籍していたスタリッジは2013年冬にリバプールに加入。しかし度重なる負傷離脱に泣かされると徐々に出場機会を失うと、今季はプレシーズンマッチで好調さをアピールし、シーズン中も目立った負傷離脱がなかったものの公式戦わずか8試合の先発出場にとどまっている。
7、ジェームズ・ミルナー
所属クラブ:リバプール
年齢:33
国籍:イングランド
ポジション:MF
マンチェスター・シティから2015年夏に加入したミルナーはユルゲン・クロップ監督のもとで本職の中盤センターのみならずサイドバックをはじめ複数ポジションをこなすユーティリティ性が高く評価されている。今季はチャンピオンズリーグ(CL)では9試合の先発出場と指揮官からの信頼を寄せられているが、リーグ戦では19試合と意外にも出場機会は少なかった。
8、バンサン・コンパニ
所属クラブ:マンチェスター・シティ
年齢:33
国籍:ベルギー、コンゴ民主共和国
ポジション:DF
2008年にシティ加入と現メンバーでは最古参であるコンパニはこれまで主将としてチームをけん引し、2011/12シーズンの劇的な逆転優勝をはじめプレミアリーグを3度制覇している。ここ数シーズンは度重なる負傷離脱によりコンディションが整わないことが多いが、来季もシティでのプレーを熱望するコメントを残している。
9、ガリー・ケーヒル
所属クラブ:チェルシー
年齢:33
国籍:イングランド
ポジション:DF
チェルシーのレジェンドであるDFジョン・テリーの後を継いでキャプテンを務めていたケーヒルは、アントニオ・コンテ監督のもとで主力として活躍していたものの、昨夏のマウリツィオ・サッリ監督就任以降、公式戦でわずか7試合の出場にとどまっており、すでに今夏退団を本格的に検討していることを明かしている。
10、アンドレアス・ペレイラ
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
年齢:23
国籍:ブラジル、ベルギー
ポジション:MF
ユナイテッドの下部組織出身であるアンドレアス・ペレイラは2016/17シーズンにグラナダ、そして昨季はバレンシアへのレンタル移籍を経て昨夏にユナイテッドに復帰している。ただ今季はここまで9試合の先発出場にとどまっており、契約延長の可能性も含めて去就不透明となっている。
11、アントニオ・バレンシア
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
年齢:33
国籍:エクアドル
ポジション:MF
2009年の入団以来、これまで2度のプレミアリーグ制覇を経験しているバレンシアは、本職のサイドハーフのみならず直近のシーズンではサイドバックもこなすなど多くの指揮官から必要不可欠な戦力として評価されてきたものの、今季はわずか8試合の出場にとどまっており、シーズン終了後の退団が確実視されている。
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