GK:高木駿
昇格組の大分トリニータで印象的な活躍を見せている高木駿。ビルドアップ時には最終ラインに入ってパス回しに加わり、勇気を持ってポゼッションサッカーを支えている。他にも平成元年生まれのGKは、今季からサガン鳥栖の正守護神を務める大久保択生がいる。幾度となくビックセーブを見せており、サガン鳥栖の最下位脱出のキーマンだ。ちなみに、前サガン鳥栖所属の権田修一は同い年の30歳だが、1989年3月3日生まれで学年が一つ上となっている。
DF:佐々木翔、丸山祐市、大野和成、櫻内渚
左サイドバックは、28歳にして日本代表デビューを飾ったサンフレッチェ広島の佐々木翔で異論ないだろう。悩みどころがセンターバック。ベガルタ仙台のキャプテン大岩一貴、名古屋グランパスのキャプテン丸山祐市、湘南ベルマーレのキャプテン大野和成が平成元年生まれだ。各クラブの主将を務める3人の中から今回は、リーグ戦出場数が多い丸山と大野を選出した。仙台サポーターの皆さんごめんなさい。そして、右サイドバックはジュビロ磐田の櫻内渚を選出した。急造最終ラインながらなかなか良いバランスではないだろうか。
DMF:宮澤裕樹、青木拓矢
北海道コンサドーレ札幌のキャプテンを務め、不動の10番である宮澤裕樹。元々はフォワードだったが、トップ下、ボランチとポジションが下がっていき、今季は3バックの中央で起用されている。そして、宮澤の相方には、浦和レッズに所属する青木拓矢を選出した。今季は明治安田生命J1リーグ通算200試合出場を達成したいぶし銀の頼れるボランチだ。
SMF:清武弘嗣、阿部浩之
2列目には創造性溢れる2人のMFを選出した。まずはセレッソ大阪でキャプテンを務める清武弘嗣。今季のセレッソは、リーグワースト2位となるわずか5得点にとどまり、ゴール欠乏症に陥っている。清武の奮起を期待したいところだ。左サイドは川崎フロンターレに所属する阿部浩之を選出。湘南ベルマーレ戦では鮮やかなループシュートを決めた。序盤戦はつまずいたが、ここから王者が本領発揮してくるだろう。
FW:藤本憲明、川又堅碁
まずは、台風の目となっている大分トリニータで圧倒的な存在感を放っている藤本憲明を選出した。開幕節で昨年のACL王者、鹿島アントラーズを相手に2ゴールを奪うと、勢いそのままに第6節までに6ゴールを奪取。直近3試合は無得点に終わっているが、いまだリーグ得点ランキング3位に位置している。藤本の相方は、ジュビロ磐田に所属する川又堅碁を選出。近年、怪我に泣かされているエースは、今年も左足の肉離れで戦線離脱。札幌戦で復帰したが、再び負傷で途中交代を余儀なくされた。チームは17位と降格圏に沈んでいるだけに、川又の爆発に期待したいところ。
平成元年生まれの選手たちは、今季5クラブでキャプテンを務めている。これからもベテランの活躍に期待したい。
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