ボルシア・ドルトムント レアル・マドリード

レアル、2000年生まれの逸材サンチョに興味。ドルトムントは今夏放出拒否の構え

ボルシア・ドルトムントのジェイドン・サンチョ 写真提供:GettyImages

 レアル・マドリードはボルシア・ドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョの今夏獲得に向かうようだ。現地時間25日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 サンチョは2017年夏にマンチェスター・シティの下部組織からボルシア・ドルトムントに加入すると、昨季は負傷による長期離脱がありながらも年明け以降に先発出場の機会が与えられるようになった。

 そして今季は右サイドを主戦場にここまで公式戦39試合に出場し12ゴール18アシストをマーク。一気にブレイクを果たすと、昨年10月にはイングランドのフル代表に初選出されるなど順調なキャリアアップを図っている。

 そのサンチョを巡っては、以前からリバプールやマンチェスター・ユナイテッドをはじめとするプレミアリーグの強豪クラブが関心を示す中、前線の補強が優先課題となっているレアル・マドリードが新たに獲得レースに参戦した模様。

 ただドルトムントの要求する移籍金は少なくとも8000万ユーロ(約100億円)と高額であることに加え、同クラブのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は同選手が今夏の移籍市場に出ないと主張していることから獲得は非常に困難という見方が広まっているようだ。

 ユベントスのFWモイーズ・キーンらとともに2000年生まれの逸材として周囲から注目を集めるサンチョであるが、この夏に再び自身の今後を左右する出来事に遭遇するかもしれない。