ブンデスリーガ レアル・マドリード

長谷部誠同僚FWヨビッチ、今夏レアル移籍の可能性をフランクフルト幹部が認める 「残留のチャンスはない」

アイントラハト・フランクフルトのルカ・ヨビッチ 写真提供:GettyImages

 アイントラハト・フランクフルトのセルビア代表FWルカ・ヨビッチは今夏のレアル・マドリード移籍が現実味を帯びているようだ。現地時間23日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ヨビッチは2016年冬にベンフィカに加入したものの、出場機会に恵まれず、2017年夏にフランクフルトへ買い取りオプション付きの2年レンタルで加入。

 しかし、加入先のフランクフルトでは持ち前の決定力を発揮しており、今季はここまで公式戦42試合に出場して25ゴールをあげるなど、ブレイクを果たしている。

 そのヨビッチを巡っては、以前からアーセナルやマンチェスター・シティをはじめビッグクラブが関心を示す中、レアル・マドリードがここに来て選手サイドと交渉を行うなど、獲得に近づいていると伝えられている。

 その中フランクフルトは17日に700万ユーロ(約8億8000万円)による買い取りオプションを行使して完全獲得し、新たに2023年夏までの契約期間でサインを交わしたことを公式発表している。

  ただフランクフルトのフレディ・ボビッチSD(スポーツディレクター)は「ヨビッチがレアル・マドリードとサインを交わす可能性は現に存在する」と同選手の去就に言及。

 またボビッチSDは「私は彼がここにとどまることを願っている。ただ私は同時に現実主義者であり、レアル・マドリードのようなビッグクラブが彼の獲得を望んでいるならば、彼を残留させるチャンスはないと分かっている」と語っており、引き留めが厳しい状況であることを認めているようだ。

 なお、フランクフルトはヨビッチの移籍金を7000万ユーロ(約88億円)に設定しているものとみられる。今夏にチェルシーのベルギー代表FWエデン・アザールやマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバをはじめ複数選手の獲得を狙っているマドリードは、果たしてストライカーの補強に成功するのだろうか。