レアル・マドリードはウェールズ代表FWガレス・ベイルの今後について“苦肉の策”を用意しているようだ。現地時間22日、スペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えている。
ベイルは2013年夏にトッテナム・ホットスパーからレアル・マドリードに加入したものの、ここ数シーズンは度重なる負傷離脱もありシーズン通してレギュラーには定着できず、再三にわたり周囲から批判を浴びている。
また同選手は昨夏にFWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ電撃移籍したことにより、昨季までとは異なり出場機会に恵まれるという見方があったが、ここまで公式戦27試合に先発出場し14ゴール、リーグ戦では19試合に先発出場しわずか8ゴールという結果に終わっている。
ベイルの去就を巡っては、今年3月に再びジネディーヌ・ジダン監督が就任したことにより今夏退団が既定路線となっており、同監督がクラブ首脳陣に対してベイルの放出を要求しているとも伝えられている。
マドリードはベイルを原則として完全移籍での放出を望んでいるものの、現時点でオファーが届いていない模様。これを受けてクラブ首脳陣はレンタルでの放出も視野に入れているようだ。
同様のケースではコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが2017年夏に3500万ユーロ(約44億円)買い取りオプション付きの2年間によるレンタルでバイエルン・ミュンヘンに加入している。
なお、ジダン監督はチャンピオンズリーグ(CL)3連覇した昨季終了直後に指揮官を辞任しているが、ベイルの放出を求めたにも関わらず、ロナウドが退団したことが背景にあると一部メディアにおいて伝えられている。
ここ数シーズンに渡って周囲の期待に応えられていないものの、マドリード残留を望んでいると伝えられている同選手であるが、果たしてオファーが届くことはあるのだろうか。
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