セリエA フィオレンティーナ

【公式】フィオレンティーナ、ピオリ監督の辞任発表。緊急会議で続投決断も…

フィオレンティーナのステファノ・ピオリ監督 写真提供:GettyImages

 フィオレンティーナは現地時間9日、ステファノ・ピオリ監督が辞任したことを公式発表している。

 ピオリ氏は2017年夏にフィオレンティーナの指揮官に就任すると、昨季はメンバーが大幅に入れ替わる中、今季欧州カップ戦出場権にあとわずかの8位と健闘していた。

 ところが今季は序盤から勝ち切れない試合が目立つと、同監督の去就に関する論争が昨年も周囲で巻き起こっていた。フィオレンティーナは年明け以降も引き分けに終わる試合が多く、2月24日に行われたセリエA第25節・インテル戦以降、公式戦で白星から見放されている。

 そして7日に迎えたセリエA第31節・フロジノーネ戦では0-1と降格圏に沈む相手に白星を献上。試合後にオーナーやクラブ幹部による緊急会議が行われた。

 当初、ピオリ監督は解任の可能性が高いものとみられたが、クラブは8日に同監督を続投させるとの声明を発表していた。ただ本人がクラブに対して辞任を申し入れたことを受け、クラブ首脳陣がこれを了承したものとみられる。

 なお、フィオレンティーナはプリマヴェーラを率いているエミリアーノ・ビジカ監督が今シーズン残りの期間においてトップチームの指揮を執ると伝えられているが、前ローマ指揮官のエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏やかつてフィオレンティーナを率いて上位に押し上げていたビンチェンツォ・モンテッラ氏などが後任候補にあがっている。