フィオレンティーナのステファノ・ピオリ監督はどうやら今季終了後までトップチームを率いる可能性が高いようだ。現地時間8日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
フィオレンティーナは今季、序盤から勝ち切れない試合が目立っており、ピオリ監督の去就に関する論争が昨年も周囲で巻き起こっていた。
また年明け以降も勝ち点1の獲得にとどまる試合が多く、2月24日に行われたセリエA第25節・インテル戦以降、公式戦で白星から見放されている。
その中で7日に迎えたセリエA第31節・フロジノーネ戦では0-1と降格圏に沈む相手に白星を献上。試合後にオーナーやクラブ幹部による緊急会議が行われた。
そしてフィオレンティーナは「オーナーはここ数カ月間に渡る出来事を受け入れることを全く望んでいない。チームは以前の姿に取り戻さなければならない。今、我々が目のあたりにしているものは今シーズン序盤に見てきたフィオレンティーナではない」とチーム全体を取り巻く現状を批判する声明を発表している。
またピオリ監督の処遇については当初、今週中の解任や次節・ボローニャ戦の結果に依存するという見方が広まっていたものの、どうやら今シーズン残り2カ月間は引き続き指揮を執ることでまとまるものとみられる。
なおフィオレンティーナは第31節まで終えて勝ち点39の10位であり、来季欧州カップ戦出場圏内の6位・ローマとの勝ち点差は12まで広がっている。ただコッパ・イタリアでは準決勝まで勝ち上がっている。
ピオリ監督には勝ち星に恵まれないチームを残り2カ月で立て直してコッパ・イタリアのタイトルをもたらすことが求められる。
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