アトレティコ・マドリード インテル

アトレティコ、イカルディ今夏獲得へ動く可能性浮上。キャプテンはく奪から6週間で復帰も…

インテルのマウロ・イカルディ 写真提供:GettyImages

 アトレティコ・マドリードはどうやらインテルのFWマウロ・イカルディの今夏獲得に動く可能性があるようだ。現地時間8日、スペイン紙『アス』がこれを伝えている。

 イカルディは2月中旬に自身の役割であったキャプテンがスロベニア代表GKサミール・ハンダノビッチに変更されたことを受けて公式戦の欠場やトレーニング欠席を続けていたが、3月末に全体トレーニングへの再合流を果たすと、3日に行われたセリエA第30節・ジェノア戦で先発メンバーに復帰している。

 ただ同選手を巡っては、インテルのウルトラス(過激サポーター)がクラブの一員と見なしておらず、クラブから追放することを要求する声明を発表するなど、依然として混沌とした状況となっており、周囲ではクラブが今夏放出に動く可能性があるという声が上がっている。

 その中、イカルディの移籍先としてアトレティコ・マドリードが浮上。同クラブはフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとスペイン代表FWジエゴ・コスタの去就が不透明となっている。

 特にジエゴ・コスタは中国クラブからの関心が伝えられており、高額な移籍金を伴ったオファーが届けば応じるものとみられている。アトレティコはこの2選手のいずれか一方がクラブを離れた場合に限ってイカルディ獲得へ向かう可能性があるようだ。

 インテルはこれまでジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)がイカルディの妻であり、かつ代理人を務めているワンダ・ナラさんと会談の場を持つなど、同選手との間に存在する問題の解決に取り組んできているが、場合によっては見切りをつけて市場に出すかもしれない。