日本代表・海外組 海外日本人選手

さらなる飛躍を!ブンデスリーガ2部で活躍する日本人選手

一昔前では考えられなかったことだが、日本人選手が海外のクラブで活躍することが当たり前の時代となった。いまや40人以上が海外のプロクラブに在籍しているという。そこで今回は、ブンデスリーガ2部でプレーしている日本人選手の成績をまとめてご紹介したい。


酒井高徳

所属:ハンブルガー

絶対的な主力選手としてチームを牽引している酒井高徳。出場停止で2試合欠場した以外は、全29試合で先発出場中だ。リーグ戦直近2試合はゲームキャプテンも任されている。現在の順位は自動昇格圏内の2位。1年でのブンデスリーガ復帰も現実味を帯びてきた。2日に行われたDFBポカール準々決勝でも先発フル出場。クラブの10年ぶりとなるベスト4進出に大きく貢献している。

 


伊藤達哉

所属:ハンブルガー

酒井高徳と同じくハンブルガーに所属する伊藤達哉。酒井とは対照的に出場機会の確保に苦しんでおり、先発出場はDFBポカールを含めて8試合、途中出場は9試合となっている。現在はインフルエンザによる欠場中で、DFBポカール準々決勝でもメンバー外となった。今季はまだ0ゴール、0アシスト。残り試合は少ないが、シーズン初ゴールを期待したい。


宮市亮

所属:ザンクトパウリ

怪我からの完全復活を目指す宮市亮。トップチームに復帰後は、公式戦全26試合中、先発16試合、途中出場7試合と出場機会を増やしている。現在のザンクトパウリの順位は5位。残り7試合で自動昇格圏内となる2位まで勝ち点差7、入れ替え戦に回る3位までの勝ち点差は3。まだまだ昇格の可能性が残っている。1月29日のダルムシュタット戦以降、ゴールから遠ざかっているが、ザンクトパウリを昇格に導くゴールを期待したい。


井手口陽介

所属:グロイター・フュルト

昨年9月、移籍後初出場で初ゴールを決める鮮烈なデビューを飾った井手口陽介。しかし、第8節のディナモ・ドレスデン戦で右膝後十字靭帯を断裂する重傷を負ってしまった。2018年末には全体練習に一部復帰するなど徐々に回復していたが、1月9日に今度は右膝半月板を損傷。またも長期離脱を余儀なくされた。現在もリハビリを続けており、実戦復帰の時期は不明だ。現在のグロイター・フュルトの順位は12位。昇格、降格の可能性は低い。今季は無理せず怪我を治し、来季復活した姿を見せて欲しいところ。


奥川雅也

所属:ホルシュタイン・キール

今季オーストリアのザルツブルクからの期限付き移籍でホルシュタイン・キールに加入した奥川雅也。シーズン序盤は出場機会の確保に苦しみ、12月には肉離れで一時離脱を余儀なくされた。それでも、2019年に入ってからは調子を上げ、第23節のボーフム戦で待望の移籍後初ゴールを記録。第26節のエルツゲビルゲ・アウエ戦で今季2ゴール目を決めた。現在、ホルシュタイン・キールはリーグ7位。入れ替え戦に回る3位まで勝ち点5差と昇格に向けまだまだ可能性を残している。徐々にドイツ国内の評価を高めているだけに、さらなる活躍を期待したい。