バイエルン・ミュンヘンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスはどうやらレアル・マドリード復帰の可能性がほぼ消滅しているようだ。現地時間14日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。
ハメス・ロドリゲスは2017年夏にレアル・マドリードから2年レンタルでバイエルンに加入しており、今季終了後にそのレンタル期間が満了を迎える。
また同選手の去就を巡っては、これまでバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は4200万ユーロ(約52億円)による買い取りオプション行使について明言を避けてきたものの、ニコ・コバチ監督の評価によって左右されるという見解を示していた。
しかし3月上旬に同CEOはハメス・ロドリゲスを称賛するとともに「ハメス・ロドリゲスが来季もここでプレーすると確信している。ニコ・コバチが彼のクオリティを評価していることは確かだ」と語っており、買い取りオプション行使がほぼ確実であるという見解を示している。
さらにハメス・ロドリゲスが今夏レアル・マドリード復帰が厳しい背景として、マドリードが14日にポルトからブラジル代表DFエデル・ミリトンが来季から6年契約で合意に達したことを発表していることが関係しているようだ。
同クラブはすでにFWビニシウス・ジュニオールが在籍しているほか、FWロドリゴが来季からクラブの一員となるため、ミリトンを含めると外国人(EU圏外)が3名となることから、ハメス・ロドリゲスの復帰は現実的ではないといいう見方が広まっているようだ。
なおバイエルンは13日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグ・リバプール戦で敗れ、2試合合計1-3で敗退したこともあり、来季の陣容を大幅に刷新する可能性が伝えられている。一部主力の退団が確実視される中、ハメス・ロドリゲスは来季もドイツにとどまることとなるだろう。
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