プレミアリーグ チェルシー

チェルシー指揮官サッリ、正守護神ケパへの信頼感示す。今節フラム戦で先発に復帰

チェルシーのケパ・アリサバラガ 写真提供:GettyImages

 チェルシーのスペイン代表GKケパ・アリサバラガを巡る騒動は着実に収束に向かっているようだ。現地時間3日、イギリスメディア『BBC』がこれを伝えている。

 ケパは先週末に行われたカラバオカップ(リーグカップ戦)決勝・マンチェスター・シティ戦で先発出場したものの、延長後半終了間際に負傷。ピッチ内にチームドクターが入り、ベンチではGKウィルフレード・カバジェロがピッチサイドに立って交代出場の準備を行っていたものの、ケパはこの途中交代を拒否。交代が行われることなく試合は再開され、マウリツィオ・サッリ監督は怒りをあらわにしていた。

 その後チェルシーは同選手に対して週給分に相当する19万2000ポンド(約2800万円)の罰金処分が科せられたことに加え、2月27日に行われたプレミアリーグ第28節・トッテナム・ホットスパー戦では先発メンバーから外れた。

 しかしケパは今節のフラム戦で先発に復帰すると、1失点こそ喫したものの2-1とチームの勝利に貢献している。また試合後、サッリ監督は同選手について「ケパは素晴らしい人間だ。彼は自身が犯したミスを理解しているし、これに対するリアクションを示すことができた」と語っており、ケパに対する信頼感を示している。

 先週末のシティ戦では試合結果次第ではサッリ監督が解任される可能性があると伝えられていたこともあり、周囲では緊迫したムードが漂っていたものの、ケパとサッリ監督の関係性は修復しているようだ。