トッテナム レアル・マドリード

「レアルを去るべき」 ベイルへの“不遇”にトッテナム同僚が苦言

元トッテナム・ホットスパーのディミタール・ベルバトフ氏 写真提供:GettyImages

 かつてトッテナム・ホットスパーやマンチェスター・ユナイテッド、フラムなどでストライカーとして活躍した元ブルガリア代表のディミタール・ベルバトフ氏はレアル・マドリードに在籍しているウェールズ代表FWガレス・ベイルに対してアドバイスを送っているようだ。現地時間22日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ベイルはトッテナム在籍時に爆発的なドリブルスピードや決定力を武器にブレイクを果たし2013年夏にレアル・マドリードに加入したものの、ここ数シーズンは度重なる負傷離脱もありシーズン通してレギュラーには定着できず、再三にわたり周囲から批判を浴びている。

 同選手は昨季終了後もジネディーヌ・ジダン元監督から放出候補に含まれており、今季もシーズン終了後に放出される可能性が高いと取りざたされている。その中、かつてベイルとともにプレーした経験を持つベルバトフ氏は「ベイルはレアル・マドリードですべてがうまくいかず責められているように見える。非常に不公平な扱いだ」と擁護する姿勢を見せている。

 また同氏は「彼のスタッツを見ると今季はここまで30試合出場で12ゴールとまだ結果を残している。ただ彼は周囲から叩かれている。もし感謝されていると感じていないならば移籍すべきだ」と語っており、マドリード退団によってキャリアを好転させることができる可能性を指摘している。

 1億ユーロ(約131億円)を超える巨額の移籍金で加入したこともあり、その移籍金に見合うだけのパフォーマンスを発揮していないという厳しい目線が向けられているベイルであるが、果たして今夏に移籍を決断することがあるのだろうか。