カリアリの選手やロランド・マラン監督を含めたクラブスタッフが現地時間10日に行われるセリエA第23節・ミラン戦を前にクラブ施設でトラブルに巻き込まれたようだ。9日、イタリアメディア『メディアセット』がこれを伝えている。
チームは9日にサルデーニャ島のクラブ施設でトレーニングを行い、その後にミラノへ向けて空港へ行く予定となっていた。ところがその直前に島内で酪農を営む100人近くの農家に周辺を取り囲まれるという事態に発展している。
この酪農業を営む人々はミルクの価格が下落していることに対する抗議活動の一環として、カリアリの選手を含むクラブ関係者に対して、ミラン戦を延期してこの問題に対する一体感を発信するよう求めた模様。
農家たちがミルクを道路にまき、地元警察が出動する騒ぎとなる中、イタリア代表MFニコロ・バレッラをはじめ複数選手がミルクタンクを倒すパフォーマンスを見せたことにより、事なきを得ている。
このような抗議活動により、万が一カリアリが遠征できない事態に発展していれば大きな問題となっていただけに、様々な関係者の協力により無事空港へ向かうことができて胸をなでおろしていることだろう。
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