バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの獲得を発表し、サポーターを中心に盛り上がりを見せている。今回は、バルセロナが競争を制して獲得したデ・ヨングの存在により、同クラブに起こり得る3つのことをご紹介する。
中盤の完成
シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケツの中盤はバルセロナというクラブの歴史の中でも1、2を争うレベルのクオリティを誇った。そして、デ・ヨングの加入により、再びそのクオリティが取り戻されようとしている。アルトゥール・メロがシャビの役割を演じ、デ・ヨングがイニエスタの役割を演じることで、世界最高レベルの中盤を構成することができるだろう。
メッシの負担軽減
リオネル・メッシがバルセロナの大黒柱として君臨してから長い時間が経過した。シャビやイニエスタ、ネイマールがいなくなったことで日に日にに多くの責任と負担が増えている。ゴールの大部分を担うだけでなく、ゴールまでの過程でも多くの仕事を抱えているのが現状だ。しかし、ウスマン・デンベレの台頭により、メッシがより自由にポジションを取ることができているのも事実。ここにデ・ヨングが加われば、これまで以上に組み立てなどの局面で彼の負担が減るだろう。
ラキティッチ、ラフィーニャ、スアレスの放出
デ・ヨングの加入により、より中盤が盤石なものとなったバルセロナ。これにより、今まででは前向きに考えることのできなかった、放出の作業も行えるようになるだろう。ラキティッチは攻守にわたってバルセロナに多大な貢献をしているが、すでに30歳を迎え先は長くない。移籍金のことを考えれば、早めに放出して利益を計上するのも悪区はないだろう。ラフィーニャ・アルカンタラとデニス・スアレスに関しては、十分にプレーできていない現状を考えても放出は近い未来に起こり得るだろう。
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