今冬に買い取りオプション付きのローンでチェルシーに加入したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン。前所属クラブのミランでは買い取り義務オプション付きのローンで加入し、大きな期待を背負いながらも結果を残すことはできなかった。チェルシーでも活躍が期待されるイグアインだが、自身初のプレミアリーグでどこまで本来のパフォーマンスを発いできるかは未知数だ。今回は、過去にプレミアリーグにローンで加入し失敗に終わった選手たちをご紹介する。
ヘセ・ロドリゲス
2016年夏の移籍市場でレアル・マドリードからパリ・サンジェルマンへと完全移籍を果たしたヘセ。しかし、シーズン開幕前に患った虫垂炎の影響もあり、出遅れるとわずか9試合の出場にとどまった。サポーターからの非難の対象となったヘセは冬の移籍市場でラス・パルマスへと移籍。16試合で3ゴールとまずまずの成績を残した。しかし、シーズン終了後にローンで加入したストーク・シティでは低敵的にスペインに帰国するなど、個人的な問題を起こすことが多かった。決して安くはない年俸の半分を負担するストークにとって、不良債権と化していることは明白だった。
シモーネ・ザザ
ゴンサロ・イグアインの加入などでユベントスでの出場機会を徐々に失っていったザザは2016/2017シーズンが始まる前にウェストハム・ユナイテッドへの移籍を決断。1年間のローン移籍となった。しかし、彼はプレミアリーグで1ゴールも生み出せず、11試合の出場にとどまった。ウェストハムはローンを半シーズンで打ち切ることを決定。半年でクラブを去ることになった。
ラダメル・ファルカオ
世界で最もディフェンダーから恐れられるFWの1人だったファルカオ。しかし、前十字靭帯の損傷により歯車が狂い始めた。2014年に加入したマンチェスター・ユナイテッドでは背番号9を背負いながらも、負傷の影響もありまったく活躍できずに退団。翌シーズンはチェルシーに加入するも10月末に負傷で戦線を離脱すると、出場機会はほぼ皆無となり翌年に解約満了で退団した。
アレシャンドレ・パト
度重なる負傷に苦しめられ、2013年1月にミランから母国ブラジルのコリンチャンスに移籍したパト。その3年後にチェルシーへ半年間のローンが決まった。しかし、コンディションが安定せず、移籍後3ヶ月間は出場なし。4月2日のアストン・ビラ戦でデビューし初ゴールも記録したものの、リーグ戦わずか2試合の出場にとどまった。
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