昨シーズンに北海道コンサドーレ札幌を契約満了となった元日本代表MF稲本潤一がJ3リーグで今シーズンを戦うSC相模原への加入が正式決定した。そこで今回はかつてワールドカップに出場していたサムライブルー戦士で新たな移籍先を見つけた選手を紹介する。
前田遼一
所属クラブ:FC東京⇒FC岐阜
ポジション:FW
年齢:37
2006年のワールドカップ・ドイツ大会後に指揮官に就任したイビチャ・オシムのもとで頭角を現した前田遼一は2011年のアジアカップ制覇に大きく貢献するなど日本代表で実績を残してきたものの、2010年の南アフリカ大会や2014年のブラジル大会でメンバー外となるなど悔しさも味わっていた。2015年より所属しているFC東京ではジュビロ磐田在籍時と同情ストライカーとして主力を張っていたものの、昨季はFWディエゴ・オリヴェイラとFW永井謙佑の2トップシステムがはまったこともあり出場機会が激減すると、シーズン終了後に契約満了となり退団。同選手のもとには複数クラブから獲得オファーが届いたが、その中からFC岐阜への加入を決断している。
玉田圭司
所属クラブ:名古屋グランパスエイト⇒V・ファーレン長崎
ポジション:FW
年齢:38
かつてジーコ監督のもと2006年にワールドカップ・ドイツ大会に出場し、2010年にも岡田武史監督のもと南アフリカ大会でメンバー入りした玉田圭司は、長らく名古屋グランパスの主力として活躍していたものの、一度2014年シーズン後に同クラブを退団。しかし2017年に再び名古屋グランパスに復帰すると、1年目でチームをJ1昇格に導きサポーターから絶大な信頼を寄せられていた。今季もシーズン途中から毎試合先発出場するなどシーズン序盤に低迷していたチームの立て直しに貢献していたが、シーズン終了後に突然契約満了に。フリーとなった玉田であったが、高田明代表取締役社長のV・ファーレン長崎で現役続行に至っている。
駒野友一
所属クラブ:アビスパ福岡⇒FC今治
ポジション:DF
年齢:37
かつて2010年にワールドカップ・南アフリカ大会のラウンド16・パラグアイ戦のPK戦においてPKを外していた駒野友一は精度の高いクロスを武器にサンフレッチェ広島やジュビロ磐田で長らくJリーグ屈指のサイドバックとして活躍していたものの、DF長友佑都やDF内田篤人の台頭もあり、2014年のブラジル大会では本大会メンバーから漏れている。2016年にFC東京へ移籍したものの、負傷により戦線離脱を強いられるとシーズン後半戦はアビスパ福岡にレンタルで加入。そのまま翌シーズンも完全移籍という形でアビスパ福岡で加入すると、右サイドバックの主力として昨季までチームを支えていた。契約満了となって迎えたオフシーズンにかつて南アフリカ大会でともに戦い、現在FC今治の代表取締役会長兼オーナーを務めている岡田武史ともう一度ともに戦いたいという熱い思いを抱き、FC今治への移籍を果たしている。
稲本潤一
所属クラブ:北海道コンサドーレ札幌⇒SC相模原(加入間近)
ポジション:MF
年齢:39
2014年シーズンに川崎フロンターレを契約満了となり、北海道コンサドーレ札幌に加入した稲本潤一は加入1年目からチームに変化をもたらしその後MF小野伸二とともにJ1リーグ昇格の原動力となったが、2016年シーズンに靭帯断裂の重傷を負い1年以上戦列から離れていた。昨季はミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとリーグ戦2試合、カップ戦で5試合の出場にとどまったこともあり、シーズン終了後に契約満了に。今オフは一時期同選手の出身地に本拠地を構える鹿児島ユナイテッドFCへの加入も噂されていたが、今日SC相模原への加入が公式発表された。
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