ホームにオーレ・グンナー・スールシャール新体制のマンチェスター・ユナイテッドを迎えたトッテナム・ホットスパー。しかし、ユナイテッドの約2倍となる21本のシュートを放ちながらも、勝ち点1すら掴むことができなかった。今回はトッテナムがユナイテッドに敗れた5つの理由をご紹介する。
シソコの負傷交代
前半43分に負傷により交代を余儀なくされたムサ・シソコ。ハリー・ウィンクス以上に、ポール・ポグバに自由を与えていなかった同選手がピッチを離れたことで、トッテナムにとって苦しい展開となった。ウィンクスはポグバのケアをしながらも、ジェシー・リンガードにも気を遣う必要があったため、攻守においてリンガードの動きに相当苦しめられた。
エレーラのハードワーク
攻守において多くのタスクを担うアンデル・エレーラは、豊富な運動量でトッテナムに立ちはだかり続けた。試合終了間際まで彼がハードワークを惜しまなかったことで、ユナイテッドは防戦一方の中でもトッテナムにプレッシャーを与えることができたといっていいだろう。
洗練されたルーク・ショー
キーラン・トリッピアーが高い位置を取ることで、右サイドから効果的な攻撃を仕掛けたトッテナム。ただ、それに対峙したショーはこの試合で高いポテンシャルを見せつけた。防戦一方の中でも冷静さを失わずに最善のプレーを繰り返した。ビルドアップ時にもしっかりと気の利いたサポートを行うことで、トッテナムのハイプレスをかわす手助けもしている。
オプションの少なさ
この試合で81分に投入されたフェルナンド・ジョレンテは、フィジカル能力の高さから多くのチャンスを演出し、自身も決定機を迎えることができた。クラブからの評価は高まっただろう。ただ、トッテナムが持っていた攻撃面のオプションは彼だけだった。ヒザの負傷により戦線を離脱しているルーカス・モウラがいれば、ユナイテッドのディフェンスをこじ開けることができたかもしれない。
デ・ヘア無双
この試合のダビド・デ・ヘア、特に後半のデ・ヘアは神がかっていた。トッテナムが放った11本の枠内シュートすべてをはじき返している。特にジョレンテが投入されて以降は覚醒。クリスティアン・エリクセンがあれだけ洗練されたプレーを見せても、人間離れしたセービングでチームを救っている。もちろんCBを中心にディフェンダーがシュート体制に入った選手に対して、しっかりと体を寄せてコースを限定で来ていたことも大きい。
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