
思っている以上に女性が多い
D:
仕事をする上で、チームとの関係はどうですか?
A:
父が10年以上このクラブに関係していますので、すでに知っていた方々はたくさんいます。子供の頃はゴッザーノでプレーしていた同級生もたくさんいたので、その頃に会っていた関係者もいます。大学ではラジオ番組をやっていたこともあり、ゴッザーノの若手選手のインタビューもしていました。
現在私の仕事はデスクワークが多いですが、選手との関係はとても良いですよ。最初はサイト内の写真やシーズン前のデータを揃えるために、頻繁に練習に顔を出していました。同年代や年下の選手とは結構話したり冗談を言い合ったりします。ベテランは厳しく、礼儀正しくチームを守る役目があるので、なかなか練習中にもプライベートでも声をかけにくいですけど。
D:
とても良さそうですね!
A:
ただし入社した時はとても心配でした。未経験の私はリスペクトされないのではないか? ただの子供としてしか見られないのではないか? 男性だらけの中、唯一の女だったこともあり、どのように見られるのかはとても気にしていました。実際は、みんな優しくて感じのいい人ばかりです。地元の選手やクラブ関係者はもちろん、ほかのクラブの担当者もとても優しい人が多いです。
D:
ということは、やはりクラブ関係者の中で女性は珍しいのでしょうか?
A:
そんなこともないです。事務員やプレス関係者には女性はいますよ。特に準備や優先順位を決めるのが必要な作業には女性が男性よりシンプルにこなせると言われています。トップレベルのクラブの場合もそうです。
例えばユベントスのプレスカンファレンスを担当している方は女性ですね。あまりサッカー界で女性の話が出てこないのは、女性が裏の作業をすることが多いからだと思います。でもみんなが思っている以上にたくさんいます。
D:
仕事の中で、何にやりがいを感じていますか?
A:
まずは自分の作業がプロフェショナルに褒められることです。この業界に入ったばかりの私にはとても励みになっています。また、他クラブの関係者との繋がりはとても楽しい。一番経験の少ない私に意見をくれたり、可愛がってくれたりするので本当に助かることばかりです。毎週連絡を取り合っています。
D:
2018年も残りわずかですが、クラブの来年の目標、またはご自身の目標を教えてください。
A:
ゴッザーノの目標はずばりセリエC残留です。何度も言いますがゴッザーノはプロとして初のシーズンなので、残留できるよう頑張りたいです。もちろん昇格できたら嬉しいですが、良い結果が続いている中で集中を切らさないことが大事だと思います。
私自身の目標はまず卒業ですね。そして、その後の道を決めることです。本当にサッカーの道を進むべきかどうか。進むと決めたら、プレスの免許やほかのサッカー分野の免許を取る必要があります。サッカーを趣味として残し、違う仕事や勉強をすることも考えています。自分の人生で何がしたいのかを2019年7月までに決めたいです。
了
聞き手:ダビデ・ウッケッドゥ
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