ラ・リーガ バルセロナ

バルサが1月の移籍市場で、補強を行わない3つの理由

リオネル・メッシの負傷離脱などアクシデントに見舞われたものの、前半戦を終えて11勝4分2敗の勝ち点37で首位に立つバルセロナ。しかし、2位のアトレティコ。マドリードとは勝ち点3差と決して油断ならない状況だ。カンフル剤となり得る選手の獲得に動いてもおかしくないバルセロナだが、今回は彼らが今冬に補強を行わない3つの理由をご紹介する。


スカッドの充実度

これまでの移籍市場でネイマールの売却資金を中心に、多くの補強を行ったバルセロナにはベンチにも世界を代表する選手があふれている。ウスマン・デンベレ、フィリペ・コウチーニョ、ムニル・エル・ハダディ、マウコム、アルトゥーロ・ビダル、デニス・スアレス、カルレス・アレニャなど、中盤より前のポジションでは2チーム作れるのではないかというほど戦力は充実している。メッシが離脱した期間も大きな問題がでなかった要因の1つでもあるだろう。これだけの選手を有していながら、新たに選手の獲得に動くことは賢い決断とは言えない。ディフェンス陣に不安を抱えていることはあるが、リーガである程度の経験を持つジェイソン・ムリージョの獲得をすでに決めているため、問題ないだろう。


ユースタレントの育成

今シーズン首位に立っているということと別に、サポーターを楽しませているのが若い才能の躍動だ。D・スアレスやアレニャ、リキ・プッチといった選手たちはバルセロナが追い求めてきた自家製の未来を担う可能性を持った選手たちだ。カンテラが再び重要視され始めている中で、新たな選手を獲得すれば不必要な競争が生まれるだろう。それはバルセロナにとって好ましくないはずだ。


近年の支出と年俸

前述したとおり、ここ数シーズンのバルセロナは多くの資金を選手獲得に費やしてきた。新たな選手を獲得するということは、それだけ人件費がかかり、そこに税金も課されるので馬鹿にならない額の金が懐が出ていっている。フィナンシャル・フェア・プレー(FFP)のことを考えても、今冬はおとなしくしているのが賢明だろう。


名前:菊池大将
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