Jリーグ

J1王者川崎フロンターレがベストⅪで7人受賞! 今季のJリーグアウォーズを振り返る

今季のJリーグアウォーズが18日に行われ、各タイトルの受賞者が発表されている。今回はそのJリーグアウォーズで特に印象に残ったことについて紹介する。


川崎フロンターレ勢が半数以上に

ベストイレブンでの選出選手
GK チョン ソンリョン
DF エウシーニョ
DF 車屋紳太郎
MF 谷口彰悟
MF 家長昭博
MF 大島僚太
MF 中村憲剛

今季のベストイレブンではJ1連覇を果たした川崎フロンターレ所属の選手が7人と半数以上を占めた。最終ラインではMF登録の谷口彰悟を含めて3選手が選出されたほか、中盤では長年チームを支えている中村憲剛など3選手が順当に選出。家長昭博は最優秀選手賞に輝いた。一方、前線では昨季の最優秀選手賞に輝いたFW小林悠が選出されず、全ポジションでの受賞とはならなかった。


タイ人初の受賞

ベストイレブン:チャナティップ・ソングラシン(北海道コンサドーレ札幌)

昨夏にタイの強豪・ムアントン・ユナイテッドから北海道コンサドーレ札幌に加入したチャナティップは今季リーグ戦30試合に出場し8得点をマークするなど、クラブ史上最高順位への躍進に大きく貢献している。複数人に囲まれても巧みなドリブルで抜き去るプレーは観客を魅了した。タイの国民的スターは札幌でもファンの心を確実につかんでいる。


コンサドーレの躍進を支えた名将

J1優秀監督賞:ミハイロ・ペトロヴィッチ

昨季に四方田修平監督のもとでJ1リーグ残留を決めた北海道コンサドーレ札幌は昨季途中に浦和レッドダイヤモンズの指揮官の座を解かれていたミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招へい。新体制で臨んだ今季は他クラブと異なり目立った連勝や連敗などは無かったものの、コンスタントに勝ち点を積み重ねて上位をキープ。クラブ史上初のACL出場権獲得は逃したものの得失点差0で4位とサンフレッチェ広島や浦和レッズで培ってきた手腕を発揮している。


J3からの出発で6年ぶりのJ1昇格へ

J2優秀監督賞:片野坂知宏

かつてJ1リーグに在籍していた大分トリニータであるが財政問題を抱えたこともあり、主力が大量流出した上にタイトル獲得クラブとして初となるJ3降格という屈辱を2015年シーズンに味わった大分トリニータであったが、かつてサンフレッチェ広島やガンバ大阪でコーチを務めタイトル獲得を経験していた片野坂知宏監督が就任した2016年シーズンに1年でのJ2復帰を果たすと、昨季こそ9位に終わったものの今季はJ2屈指の攻撃力を武器に熾烈な上位争いを2位で終え念願のJ1復帰を実現させている。