Jリーグ サガン鳥栖

勝ち点「41」で5クラブ横一線。J1最終節で残留争い順位表はこう動いた!

過去最高レベルで繰り広げられたJ1残留争いは勝ち点「41」で5クラブが並ぶ結果となり、得失点差の比較によりジュビロ磐田のJ1参入プレーオフに回ることが決定している。その残留争いが最終節でどのように順位が変動したのか紹介する。


キックオフ前

12位:横浜F・マリノス(41)<+1>
13位:ジュビロ磐田(41)<-12>
14位:湘南ベルマーレ(40)<-5>
15位:サガン鳥栖(40)<-5>
16位:名古屋グランパス(40)<-7>

対戦カード
・横浜F・マリノス対セレッソ大阪
・川崎フロンターレ対ジュビロ磐田
・名古屋グランパス対湘南ベルマーレ
・鹿島アントラーズ対サガン鳥栖


前半19分

名古屋グランパス 0-1 湘南ベルマーレ

このまま試合が終わると…

12位:湘南ベルマーレ(43)<-4>
13位:横浜F・マリノス(42)<+1>
14位:ジュビロ磐田(42)<-12>
15位:サガン鳥栖(41)<-5>
16位:名古屋グランパス(40)<-8>

最終節で残留争いの行方を占い注目の対戦カードとなっていた名古屋グランパス対湘南ベルマーレで動きが。左サイドのクロスにペナルティエリア内でMF菊地俊介が左足でのダイレクトボレーから先制点を奪う。ベルマーレは37分にもMF梅崎司がPKを確実に決め、前半を2点リードで折り返した。


後半5分

横浜F・マリノス 1-0 セレッソ大阪

このまま試合が終わると…

12位:横浜F・マリノス(44)<+2>
13位:湘南ベルマーレ(43)<-4>
14位:ジュビロ磐田(42)<-12>
15位:サガン鳥栖(41)<-5>
16位:名古屋グランパス(40)<-8>

横浜F・マリノスは後半開始早々、MF天野純が先制ゴールを叩き出してホーム最終戦での勝利に向けて一歩前進する。


後半16分

横浜F・マリノス 1-2 セレッソ大阪

このまま試合が終わると…

12位:湘南ベルマーレ(43)<-4>
13位:ジュビロ磐田(42)<-12>
14位:横浜F・マリノス(41)<0>
15位:サガン鳥栖(41)<-5>
16位:名古屋グランパス(40)<-8>

横浜F・マリノスはMF山村和也とMF清武弘嗣に立て続けにゴールを許し、逆にリードを許す展開に。ただマリノスはこの一戦で仮に敗れても得失点差で他クラブを大きくリードしていることから残留はほぼ確実となっている。


後半30分

名古屋グランパス 2-2 湘南ベルマーレ

このまま試合が終わると…

12位:ジュビロ磐田(42)<-12>
13位:横浜F・マリノス(41)<0>
14位:湘南ベルマーレ(41)<-5>
15位:サガン鳥栖(41)<-5>
16位:名古屋グランパス(41)<-7>

名古屋グランパスに今季鳴り物入りで加入した元ブラジル代表FWジョーが8分間で2得点を奪い同点に持ち込む。湘南ベルマーレはこれ以上の失点は許されない緊迫した状況となり、名古屋グランパスも勝ち越しゴールを奪わないとJ1参入プレーオフに回ることになるため、この一戦の行方が残留争いのかぎを握ると思われた。


後半33分

川崎フロンターレ 0-1 ジュビロ磐田

このまま試合が終わると…

12位:ジュビロ磐田(44)<-11>
13位:横浜F・マリノス(41)<0>
14位:湘南ベルマーレ(41)<-5>
15位:サガン鳥栖(41)<-5>
16位:名古屋グランパス(41)<-7>

ジュビロ磐田がJ1王者の川崎フロンターレ相手から先制ゴールを奪う。元川崎フロンターレのFW大久保嘉人が右サイドからのクロスにファーサイドから飛び込んで頭で合わせると鮮やかにゴールネットを揺らした。


後半38分

川崎フロンターレ 1-1 ジュビロ磐田

このまま試合が終わると…

12位:ジュビロ磐田(42)<-12>
13位:横浜F・マリノス(41)<0>
14位:湘南ベルマーレ(41)<-5>
15位:サガン鳥栖(41)<-5>
16位:名古屋グランパス(41)<-7>

J1連覇を果たした川崎フロンターレが反撃の狼煙をあげる。先制点を許した5分後、右サイドのCKからニアサイドでDF奈良竜樹が頭で合わせるとそのままゴールマウスに吸い込まれた。残留を目前にしていたジュビロ磐田がこの後も川崎フロンターレの猛攻に遭う。


後半45+4分

川崎フロンターレ 2-1 ジュビロ磐田

12位:横浜F・マリノス(41)<0>
13位:湘南ベルマーレ(41)<-5>
14位:サガン鳥栖(41)<-5>
15位:名古屋グランパス(41)<-7>
16位:ジュビロ磐田(41)<-12>

試合終了間際にジュビロ磐田に悪夢が…。FW家長昭博が縦パスを受けるとターンでジュビロ磐田ディフェンダーを交わしペナルティエリアに侵入。そのままゴール前に鋭いグラウンダーのパスを送ると、これがニアサイドでのクリアを試みた磐田ディフェンダーの足にあたり、そのままネットを揺らした。この痛恨のオウンゴールにより、ジュビロ磐田は一気に16位まで順位を下げるとともに、J1参入プレーオフに回ることが決定。一方名古屋グランパスと湘南ベルマーレはいずれか一方が16位に回る可能性が高かったものの奇跡的に残留を果たしている。サガン鳥栖もアジア王者・鹿島アントラーズと互角に渡り歩き、スコアレスドローで残留を決めた。