セリエAのジェノアは早くも今シーズン2度目の監督交代に踏み切る可能性が急浮上しているようだ。現地時間11日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
ジェノアは10月の代表ウィークによる中断期間前までリーグ戦4勝3敗とまずまずのスタートを切っていたにも関わらず、10月9日にダビデ・バッラルディーニ監督の解任を突然発表したことでイタリア国内で話題となっていた。
そのダビデ・バッラルディーニに後任としてジェノア首脳陣はイバン・ユリッチを招へい。しかし監督交代後は初戦のセリエA第9節でユベントス相手にドローに持ち込んだものの今節のナポリ戦まで2分3敗とチーム状況は下降線をたどっており、現在は勝ち点14の14位に沈んでいる。
これを受けて、クラブ首脳陣はユリッチ監督の解任を視野に入れている模様。そしてジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は現地時間12日にも元ユベントスDFのイゴール・トゥドール氏と交渉するものとみられる。
トゥドール氏はこれまでギリシャの強豪・PAOKやガラタサライなどを率いた経験を持っている。また昨シーズン終盤の5月にはウディネーゼ指揮官に就任すると、クラブをセリエA残留に導く手腕を発揮していた。
なお、現在最下位に沈んでいるキエーボも10月9日に元イタリア代表指揮官のジャンピエロ・ベントゥーラを招へいしたものの、同監督が辞任する意向を示したことにより、再び監督交代に踏み切る可能性が高まっている。シーズンが開幕してからわずか3ヵ月の間に複数クラブが2度の指揮官交代を行うことは異例と考えて良いだろう。
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