
ロシアの強豪クラブであるゼニト・サンクトペテルブルクに所属しているMFレアンドロ・パレデスは現地時間4日に行われたリーグ戦で退場しているが、この退場劇に対して周囲から批判の声があがっているようだ。現地時間6日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
かつてアルゼンチンの強豪・ボカ・ジュニアーズやローマなどでプレーし、昨夏よりゼニト・サンクトペテルブルクに在籍しているパレデスは、ロシア・プレミアリーグ第13節・テレク・グロズヌイ戦で先発出場を果たしたものの、82分に相手選手にキックを見舞ったとして2枚目のイエローカードを提示され退場となっている。
またこの退場によりパレデスは今週末に控えている第14節・CSKAモスクワ戦の出場停止が確定しているが、一部のサポーターは故意に退場したと同選手を非難していると伝えられている。
その背景として、南米王者を決める「コパ・リベルタドーレス」決勝の対戦カードがあるようだ。今年のコパ・リベルタドーレスでは同コンペティションで史上初となるボカ・ジュニアーズとCAリーベル・プレートによる“スーペルクラシコ”が実現している。
またコパ・リベルタドーレス決勝1stレグの開催日程が現地時間11月10日となっており、ゼニト・サンクトペテルブルクのリーグ戦と被るため、サポーターの間ではパレデスがこのビッグマッチの観戦を熱望しているという“憶測”がSNS上で駆け巡っているようだ。
ただ本人は今回の退場や古巣であるボカ・ジュニアーズについて言及しておらず、サポーターの批判内容が事実ではない可能性が高いという見方も広まっているものとみられる。この退場劇の真意は選手本人のみが知っているが、何の根拠もない状態から批判が巻き起こったことについて残念に感じているフットボールファンも少なくないだろう。
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