レスター・シティのFWデマライ・グレイは現地時間3日に行われたプレミアリーグ第11節・カーディフ戦のゴールパフォーマンスでヘリ墜落事故で亡くなったオーナーのビチャイ・スリバッダナプラバ氏へメッセージを送っている。
レスターは先週末にホームのキングパワースタジアムで行われた第10節・ウェストハム・ユナイテッド戦の試合終了約1時間後にオーナーを務めていたスリバッダナプラバ氏ら5名が搭乗したヘリコプターがスタジアム脇の駐車場に墜落・炎上。乗客全員の死亡が確認されていた。
このスリバッダナプラバ氏との突然の別れには選手やクラブスタッフのみならず、数多くのフットボールファンにも衝撃を与えていた。またキングパワースタジアムには多くのファンが足を運び、オーナーとの別れを惜しんでいる。
その中アウェイで行われたカーディフ戦では55分にグレイが先制ゴールを挙げると、アウェイまで駆けつけたサポーターに向けて「(このゴールを)オーナーに捧げる」というアンダーシャツを披露している。
なお試合はレスターがグレイのあげたゴールを守り切り、天獄へと飛び立ったオーナーへ見事な勝利を捧げた。なお試合後にはレスターの選手やクラブスタッフがオーナーがプレミアリーグのトロフィーを掲げているバナーを手にしながらスタンドのファンに挨拶を行っていた。
オーナーとの突然の別れにより非常に過酷な1週間を過ごしたレスターの選手たちであったが、この特別な一戦での勝利はそんな選手たちを再び戦いの舞台に戻すための原動力となるだろう。
Our take on a special win in South Wales 💙
— Leicester City (@LCFC) 2018年11月3日
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