ラ・リーガ 代表チーム

ベルギーサッカー協会がR・マルティネスの招へい狙うレアルをけん制

 王立ベルギーサッカー協会はどうやらロベルト・マルティネス監督の招へいを狙っているレアル・マドリードをけん制しているようだ。現地時間30日、スペイン紙『マルカ』をはじめとする複数メディアが報じている。

 マドリード指揮官を巡っては、現地時間28日に行われたラ・リーガ第10節・バルセロナとの“エル・クラシコ”で5-1と歴史的大敗を喫したこともあり、クラブは翌日にフレン・ロペテギ監督の解任と併せて下部組織の指揮官を務めていたサンティアゴ・ソラーリ氏の内部昇格を公式発表している。

 ただソラーリ氏は原則として暫定監督として約2、3週間の間チームを率いるものとみられ、現在クラブ首脳陣は後任監督を探していると伝えられている。

 その後任候補には元チェルシー指揮官のアントニオ・コンテ氏の名前が紙面を賑わせていたものの、チェルシーと違約金を巡る問題が解決されていないことや、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスをはじめとする一部選手が招聘(しょうへい)に反対していることもあり、就任の実現性が低いとの声も上がっている。

 そこで新たに浮上してきた人物がワールドカップ・ロシア大会でベルギー代表を史上最高成績の3位に導いたロベルト・マルティネスである。

 ところが王立ベルギーサッカー協会は同監督と契約期間を2020年まで残していることもあり「マルティネスを招へいしたいと考えているクラブは、最初に我々と合意しなければならない。我々はマルティネスとの契約内容について公表しない」と声明を発表している。

 後任人事の選考で難航しているマドリードではあるが、果たして誰を指揮官に迎え入れるのだろうか。