大会:プレミアリーグ
カード:チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド
スコア:2-2
担当医:ペペ土屋( @PPDOLPHINS )
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チームの攻撃vs守備
・両チーム監督
・主審
マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM):フアン・マタ
ジョルジーニョと対峙する難しい試合の中で、守備では献身的に与えられた役割をこなし、攻撃ではボールを受ければ違いを生み出し、2点目の基点にもなった。なかなか試合に出られない中でインパクトを残し、自身の価値を証明した。
ザ・ハード・ワーカー(THW):エンゴロ・カンテ
相変わらずのボール奪取能力をこの試合でも発揮。攻撃でもあわや1点というシュートをはなってダビド・デ・ヘアを脅かした。危機察知能力の高さはフィールド上で一番だっただろう。
モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP):アルバロ・モラタ
久しぶりの先発出場だったものの、決定機を逃し、前線の基点にもなれずに不満の残る内容に。ジルーが出てから同点に追いついたことも、彼にとっては先発の座が遠のくひとつの要素に。
チェルシーの攻撃vsユナイテッドの守備
チェルシー:CBからパスをつないで基本的には3番のマルコス・アロンソと10番のエデン・アザール、17番のマテオ・コバチッチの3人の三角形がポジションを入れ替えながらギャップを突く。リズムを作るのは5番のジョルジーニョだが、マタがマンツー気味に守備をしてきたので、あえてサイドに流れてスペースを作り、そこにCBがボールを持ちあがるか、コバチッチが下がってボールを受けるなどのオプションも。
ワントップを務めた29番のモラタがボールを収めるのに苦労し、アザールやウィリアンとの連携面に問題を抱えていたことが、ユナイテッドがプレス位置を変えてきた後半に響き、テンポがとぎれた。
ユナイテッド:両SMFは相手のSBに対してしっかりと自軍DFラインまでついていって対応する。8番のフアン・マタはジョルジーニョに対してマンツーマン気味で付く。
9番のロメル・ルカクは30番のダビド・ルイスの前に立ち、縦パスを切るポジショニングが基本だったが、失点以降はボールを持ったCBに対してボールを持っていないCBへのパスコースを切りながら、マタと近いラインからアプローチ。チェルシーのインサイドハーフには両CMが対応するが、深くまで追いかけることはない。
後半から、守備の形こそ変えないものの、6番のポール・ポグバと31番のネマニャ・マティッチが、それぞれ対峙する相手IHに対して高い位置からアプローチに行き、全体のプレス位置を上げて、CBからのボールの出口を封鎖した。
ユナイテッドの攻撃vsチェルシーの守備
ユナイテッド:マルコス・アロンソが上がったスペースを10番のマーカス・ラッシュフォードがロングカウンターで突いて何度がチャンスに。ポグバは左サイドに流れてボールを受けることが多く、高い位置でワイドをとる11番のアントニー・マルシャルもいることで、23番のルーク・ショーのスタートポジションは低め。
後半からは守備のプレス位置を変えた影響で、より高い位置でボールを奪えるようになり、マルシャルとルカクが2トップのような位置をとったりするなど、前線3人の距離をより近づけた。攻撃時はポグバが前に出て4-3-3に近い形にし、ジョルジーニョの両脇を突きやすい状態にシフトした。
チェルシー:コバチッチが前にでてモラタと2トップのなるか、アザールが前に残って2トップの一角を務めるか、時にはカンテが前に出る場合もあるが、基本的には4-4-2に近いブロックを敷いて各自が自分のゾーンに責任を持つ。
ジョルジーニョがサイドに引き出された際に中央が相手ピンチを招くのは、今シーズン常に起こっている現象。後半はポグバに個人ではがされるシーンが多すぎた。
チェルシー監督:マウリツィオ・サッリ
先制しながらも後半に2失点してあと一歩で今季初黒星を喫するところだった。モラタを久しぶりに先発で起用したが機能せず、エースのアザールに対して、相手が多くの場面で2人を割いてきたこともあり、攻撃が停滞してしまった。
しかし負けなかったことと、得意のセットプレーから得点を獲れたことはポジティブ要素だ。それでも今後日程がタイトになって行く中では、もっと柔軟な選手起用が求められるだろう。
ユナイテッド監督:ジョゼ・モウリーニョ
「ほとんど首なしニック」のような状態で今シーズンを過ごしているモウリーニョ。この試合でも先制される厳しい展開だったものの、後半から守備を少し変えて流れを引き込んだ辺りはさすがだと言えよう。
慣れ親しんだスタンフォードブリッジから勝ち点3を持ち帰れるチャンスを逃したものの、内容としては称えられるべきだ。
主審:マイク・ディーン
序盤にカードを提示してしまったことで、警告の基準が低くなり、カードの多い試合に。試合終了間際の小競り合いの処分に関しては、彼がリアルタイムに判断するのは難しく、プレミアリーグの環境を考えれば試合後の判断に任せるしかないだろう。
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