代表チーム ポーランド代表

イタリア代表ビラーギ、盟友アストーリに後半AT劇的ゴール捧げる

 フィオレンティーナのイタリア代表DFクリスティアーノ・ビラーギはUEFAネーションズリーグのポーランド戦での勝利を今年3月に急死した元フィオレンティーナDFダビデ・アストーリに捧げている。現地時間14日、イタリアメディア『Rai Sport』がこれを伝えている。

 イタリア代表は今年に新設されたUEFAネーションズリーグでポーランドやポルトガルと同組となっているが、ここまで2試合を終えて白星を挙げることができていなかった。

 また現地時間14日に行われたグループステージ第4節・ポーランド戦で黒星を喫するとリーグBに降格が決定するという中で、ビラーギは先発メンバーとしてこの重要な一戦に臨んだ。

 試合はスコアレスドロー(0-0)で迎えた後半アディショナルタイムの90+2分、コーナーキックからニアサイドでフィオレンティーナのFWフェデリコ・キエーザが頭でそらし、これをファーサイドにいたビラーギが押し込んでネットを揺らし、イタリア代表が1-0と劇的勝利を飾っている。

 試合後、決勝ゴールを決めたビラーギは「フィオレンティーナのすべてのチームメイトと同様に、アストーリは僕の一部だ」とかつての盟友の名前を口にする。

 そして同選手は「彼は僕に多くのことを教えてくれたし、非常に印象が強かったよ。このゴールは彼に捧げる。彼のおかげで僕は今ここにいるし、そんな彼には感謝しているよ」と語り、アストーリに対して感謝の意を伝えた。