欧州主要リーグの開幕から約1ヶ月が経過。長いシーズンを安定して戦うためには堅固な守備が必要不可欠だ。そこで今回は、欧州5大リーグの1試合平均失点が少ないチームをご紹介したい。
9位:インテル
リーグ戦成績:5勝1分2敗(3位)
失点数:6
1試合平均失点:0.75
第4節を終えて1勝1分2敗と不安定なスタートをきっていたインテル。しかし、第5節サンプドリア戦から怒涛の4連勝を達成。1点差の苦しい試合を勝ち点3に繋げている。リーグ順位は3位へと浮上。中断明けの第9節ミランとのミラノダービーに向けて調子は上向きだ。
9位:ウルバーハンプトン・ワンダラーズ
リーグ戦成績:4勝3分1敗(7位)
失点数:6
1試合平均失点:0.75
プレミアリーグ昇格組ながら第8節終了時点で7位と健闘している。開幕から2試合で4失点を喫したが、第3節でマンチェスター・シティを1-1のドローに抑えると守備が安定。第4節から第8節までの4試合で失点はわずか1。5-4-1のフォーメーションが機能している。
9位:フィオレンティーナ
リーグ戦成績:4勝1分3敗(7位)
失点数:6
1試合平均失点:0.75
3敗はナポリ(2位)、インテル(3位)、ラツィオ(4位)と強豪相手、唯一の引き分けは今季好調なサンプドリア(5位)。順位通りの成績だ。勝利した4試合のうち3試合でクリーンシートを達成。実力通りの安定した守備力を見せていると評価できる。
8位:パリ・サンジェルマン
リーグ戦成績:9勝0分0敗(1位)
失点数:6
1試合平均失点:0.67
無傷の開幕9連勝を達成。オリンピック・リヨン相手に5-0で大勝した試合に象徴されるように、リーグ最少失点の守備よりも欧州最多となる32得点を記録している攻撃陣が目立っている。もはやリーグ1では敵なしの状態だが、真価が問われるのは第11節オリンピック・マルセイユ(3位)、第12節リール(2位)との2連戦だろう。
6位:チェルシー
リーグ戦成績:6勝2分0敗(2位)
失点数:5
1試合平均失点:0.63
新監督マウリツィオ・サッリのもと守備組織は徐々に整備されている。第8節終了時点で半数となる4試合でクリーンシートを達成。攻守バランスの良さは、マンチェスター・シティに次ぐ得失点13(リーグ2位)という数字に表れている。
6位:ユベントス
リーグ戦成績:8勝0分0敗(1位)
失点数:5
1試合平均失点:0.63
セリエAでは開幕8連勝、UEFAチャンピオンズリーグでは開幕2連勝。リード後に失点する場面が目立つ今季だが、結果的に全試合勝利(引き分け、負けなし)。「圧倒的な強さ」と表現して差し支えないだろう。
5位:マインツ
リーグ戦成績:2勝3分2敗(8位)
失点数:4
1試合平均失点:0.57
失点4はリーグ最少失点だ。7試合中3試合で無失点試合を達成している。しかし、そのうち2試合はスコアレスドロー。総得点4はリーグ最下位だ。直近4試合は無得点が続いており、得点力不足は極めて深刻だ。
3位:アトレティコ・マドリード
リーグ戦成績:4勝3分1敗(3位)
失点数:4
1試合平均失点:0.5
ディエゴ・シメオネ監督らしく今季もリーグ最少失点の堅固な守備を築いている。コケ、サウールのどちらかをサイドに配して、中央の守備を強化。鉄壁の守備網を完成させている。
3位:サンプドリア
リーグ戦成績:4勝2分2敗(5位)
失点数:4
1試合平均失点:0.5
現在5位と好調なサンプドリアを支えているのは、リーグ最少失点の守備陣だ。22歳のCBヨアキム・アンデルセンは安定したパフォーマンスを披露しており、4試合の無失点試合達成に貢献している。
1位:リバプール
リーグ戦成績:6勝2分0敗(3位)
失点数:3
1試合平均失点:0.38
ユルゲン・クロップ監督に統率され、選手はハードワークを続けている。第8節終了時点で無失点試合数は5。2失点以上喫した試合はゼロ。リーグ最少失点(タイ)に抑えている。今季は安定した戦いぶりが期待できるだろう。
1位:マンチェスター・シティ
リーグ戦成績:6勝2分0敗(1位)
失点数:3
1試合平均失点:0.38
UEFAチャンピオンズリーグでは苦戦が続いており、強豪相手との対戦には不安が残る。それでも、昨季のプレミアリーグ王者は今季も変わらぬ強さを見せている。リーグ最多得点21(単独)、リーグ最少失点3(タイ)で得失点+18はダントツの1位(リーグ2位はチェルシーの+13)。今季も大崩れすることなく勝ち点を積み上げることが予想される。
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