チャンピオンズリーグ3連覇という偉業を成し遂げ、世界最高のクラブとしての地位を確立したレアル・マドリード。しかし、今シーズンはクリスティアーノ・ロナウドの退団も影響してか、思うような結果を残せなかった。今夏の移籍市場で失敗は許されないだろう。今回は、過去にマドリードが獲得に失敗したスター選手をご紹介する。
キリアン・ムバッペ
2016/2017シーズン、モナコで大ブレイクを果たしてサッカー界に衝撃をもたらした神童は、昨夏の移籍市場において一番のホットターゲットの一人でもあった。もちろん、この前途有望な選手をマドリードが欲しがらないわけがなかった。ジダン監督は自らの好みの選手であることを明かし、フロレンティーノ・ペレス会長は実際に選手に会いに行ったが、モナコの要求する条件に音を上げざるを得なかった。結局、ムバッペは生まれ故郷のパリに所在するパリ・サンジェルマンをステップアップのクラブとして選択した。
ポール・ポグバ
ユベントスで大活躍し、2016/2017シーズンの移籍市場を賑わせた昨夏までの史上最高額の男は、かつてフリーで自身を放出したクラブであるマンチェスター・ユナイテッドを選んだ。ペレス会長はEURO開幕までは獲得する意思を持っていたが、ポグバがEUROでみせたプレーと移籍金の高さに納得いかず獲得レースから撤退した。
アンドレ・ゴメス
2016/2017シーズン、最大のライバルでもあるバルセロナと移籍市場で「クラシコ」を戦ったマドリードは、同選手をポグバ獲得失敗時の代替案として狙っていた。選手個人とは合意に至ったものの、バレンシアと移籍金に関しての折り合いがつかず破談した。
セルヒオ・アグエロ
ペレス会長は選手と事前合意に至っていたものの、アトレティコとの間にある「紳士協定」の関係で獲得することができなかった。アグエロ自身は2012年にマンチェスター・シティの選手としてサンティアゴ・ベルナベウでプレーした際、インタビューで「シティに行く以外の選択肢がなかったんだ…」と漏らしている。
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