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元悪童カッサーノ、伊3部クラブの練習参加を前に喜び爆発させる

 元イタリア代表のFWアントニオ・カッサーノがセリエC(イタリア3部)のビルトゥス・エンテッラのトレーニングへの参加を前に喜びのコメントを残しているようだ。現地時間7日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。
 
 カッサーノはサンプドリア在籍時にマッシモ・フェレーロ会長と口論に発展し、2017年1月に契約解除で合意。その後、昨夏にはエラス・ベローナからの獲得オファーを受け取り1年間の契約を結んだものの、わずか1週間後にクラブとの契約を解除し、現役引退を宣言していた。

 ところが今夏になるとイタリア国内のメディアインタビューにて「俺にはフットボールをするという大いなる願望がある」と現役復帰を示唆する発言を残したことで注目を集めると、現地時間6日にビルトゥス・エンテッラが同選手のトレーニング参加を認めることを公式発表していた。

 現役復帰に向けて大きなチャンスをつかんだカッサーノは「僕は再びトレーニングに戻ることができて本当に幸せだ」と喜びを爆発させている。

 また同選手は「僕にこのような機会を与えてくれた会長には感謝している。今後一日ごとに状況がどのように変わるのか見る。そして我々は決断を下すことだろう」と語っており、会長への感謝の言葉を残すとともに、トレーニングにかける意気込みを語っている。

 これまで多くのクラブで監督や首脳陣とトラブルを起こしていたカッサーノではあるが、果たして約1年半ぶりの現役復帰という夢を実現することができるのだろうか。