プレミアリーグ

プレミアリーグ史上最高の指揮官は誰?歴代勝率ランキングTOP20

近年のフットボール界では監督への注目度が増しており、数々の「スター監督」が誕生した。そこで今回は英誌『フォー・フォー・ツー』が特集した「プレミアリーグで最も好成績を残した指揮官」をご紹介したい。(15試合以上指揮した監督の中で勝率を比較。現地時間5日時点での成績)


20位:ジェラール・ウリエ

勝率:47%

英語の教師からサッカー指導者に至った異色の経歴を持つ。フランス・リーグ1で名を挙げ、1998年にリバプールの指揮官に就任。2001年にはカップ戦3冠を達成するなど結果を残した。


19位:ケニー・ダルグリッシュ

勝率:48%

現役時代はセルティックとリバプールで活躍。イングランドとスコットランドの両リーグで100ゴールを挙げた史上初の選手となった。1985年に起きた「ヘイゼルの悲劇」の直後にリバプールの選手兼監督に就任し、指導者キャリアをスタートさせた。直近では2011年にリバプールの監督に復帰。就任半年でチームを再建することに成功したが、翌シーズンに解任された。


18位:ロイ・エバンス

勝率:48%

1993/1994シーズンにリバプールの指揮官に就任。1994/1995シーズンにはイングランドリーグカップを制覇した。209試合で1試合平均勝ち点1.71ポイントを獲得している。


17位:ジャンルカ・ビアリ

勝率:48%

1998/1999シーズン、チェルシーの選手兼監督に就任。約2年間で121試合を指揮し、1試合平均勝ち点1.71ポイントを記録。2001年から2002年まで指揮をとったワトフォードでは1試合平均勝ち点1.26ポイントを記録している。


16位:クラウディオ・ラニエリ

勝率:50%

プレミアリーグでは2つのクラブを指揮。最初のクラブは2000年から2004年まで指揮をとったチェルシー。無敗優勝を達成したアーセナルに次ぐ2位、UEFAチャンピオンズリーグベスト4と一定の成績を残したが、タイトルは獲得できずに解任された。2つ目のクラブはレスター・シティ。2016年に大方の予想を覆すプレミアリーグ制覇を達成した。


15位:ラフェエル・ベニテス

勝率:50%

2004年にリバプールの指揮官に就任。1年目にしてUEFAチャンピオンズリーグを制覇した。現在は武藤嘉紀の所属するニューカッスル・ユナイテッドの指揮官を務めている。


14位:ルイ・ファン・ハール

勝率:51%

2014年から2シーズンに渡ってマンチェスター・ユナイテッドの指揮官を務めた。103試合で1試合平均勝ち点1.81ポイントを記録した。サポーターから多くの批判を浴び、FAカップのタイトルを獲得した2日後に解任された。


13位:アンドレ・ビラス・ボアス

勝率:52%

ジョゼ・モウリーニョのもとアシスタントコーチを務め、ポルト、チェルシーと恩師と同じクラブを辿った。しかし、成績不振によりチェルシーでは半年で解任。解任から半年後、トッテナムの指揮官に就任。しかし、1年を持たずに解任されてしまった。


12位:マウリシオ・ポチェッティーノ

勝率:52%

2013年に降格圏に低迷していたサウサンプトンを再建し、14位まで引き上げて残留を達成。2シーズン目もクラブ史上初となる8位躍進に導いた。その手腕を評価され、トッテナムの指揮官に就任。就任以来、プレミアリーグで優勝争いを続けている。


11位:フース・ヒディンク

勝率:53%

2度チェルシーの暫定監督に就任している。1度目は2008/2009シーズン途中、不振に喘ぐチームを立て直し、FAカップ優勝に導いた。2度目は第2次モウリーニョ政権解体後の繋ぎ役として27試合を指揮した。


10位:ユルゲン・クロップ

勝率:55%

プレミアリーグではフェリックス・マガトに次ぐリーグ史上2人目のドイツ人監督となった。就任初年度でUEFAヨーロッパリーグ準優勝に導き、2年目はプレミアリーグトップ4となり、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得。3年目となった昨季はUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしている。


9位:ルイス・フェリペ・スコラーリ

勝率:56%

2008/2009シーズンにチェルシーの指揮官に就任。カウンターサッカーからの脱却を目指し、ボールポゼッションを高めるスタイルを志向。就任から半年後、リーグ4位であったが、解任の憂き目に遭っている。


8位:アーセン・ベンゲル

勝率:57%

22年間で1235試合を戦って707勝208分248敗。リーグ制覇3回、FAカップ制覇7回を達成し、長期政権を築き上げた。


7位:マヌエル・ペレグリーニ

勝率:60%

2013/2014シーズンにマンチェスター・シティでプレミアリーグを制覇。現在はウェストハム・ユナイテッドの監督を務めているが、8試合2勝1分5敗の暫定15位と苦しんでいる。


6位:ロベルト・マンチーニ

勝率:62%

2011/2012シーズンにマンチェスター・シティでプレミアリーグを制覇。約3年間、191試合で1試合平均勝ち点1.97ポイントを獲得した。現在はイタリア代表監督を務めている。


5位:カルロ・アンチェロッティ

勝率:63%

2009年に自身初の国外クラブとなるチェルシーの監督に就任。就任1年目でプレミアリーグとFAカップの二冠を達成。翌シーズンは怪我人続出の影響もあり、無冠のまま終了。シーズン後に解任された。


4位:ジョゼ・モウリーニョ

勝率:63%

チェルシーの第1次政権では184試合で驚異の1試合平均勝ち点2.23ポイントを獲得。プレミアリーグを通算3度制覇した。今季はマンチェスター・ユナイテッドで8試合4勝1分3敗と苦しんでおり、解任間近とも報じられている。


3位:アレックス・ファーガソン

勝率:65%

1999年にはイングランド初のプレミアリーグとFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグを制覇してのトレブルを達成。2度のプレミアリーグ3連覇、2008年の2度目のチャンピオンズリーグ優勝、25年以上の長期にわたりクラブの指揮を執り続け、20以上の主要タイトルを獲得した。


2位:アントニオ・コンテ

勝率:67%

2016年に前年度リーグ10位に低迷したチェルシーの指揮官に就任。就任1年目にプレミアリーグを制覇。2年目はFAカップこそ獲得したものの、リーグ戦は5位で終了。シーズン終了後に解任された。


1位:ジョゼップ・グアルディオラ

勝率:73%

1年目は無冠に終わったが、2年目は記録ずくめの圧倒的な成績を残した。プレミアリーグ史上初1シーズンで勝ち点100に到達、最多勝利数(32試合)、2位との最大勝ち点差(19)、最多得失点差(+79)、最多連勝(15)、無敗記録(22試合)、最多得点数(105ゴール)。歴代1位も納得だろう。