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欧州監督解任レース。最もクビに近い監督は誰だ?

華やかであると同時に、結果が出なければ残酷な決断を下されるプロの世界。それはサッカー界においても同様で、選手も監督も結果が出なければその立場は危ぶまれる。今回は、欧州の監督に焦点を絞り、解任が近づいているかもしれない監督たちをご紹介する。


エウゼビオ・ディ・フランチェスコ

クラブ:ローマ

ラジャ・ナインゴラン、ケビン・ストロートマンを失い苦しんでいるのがディ・フランチェスコだ。開幕節のトリノ戦には勝利したものの、格下ローマに引き分け、ミランには敗戦。また、キエーボに引き分けるとボローニャには完敗を喫した。一時は解任報道の熱も上がったが、公式戦ここ4試合は全勝と踏ん張りを見せリーグ3位にとどまっている。


ジェンナーロ・ガットゥーゾ

クラブ:ミラン

経営陣が一新され、フロント陣も大幅にテコ入れを始めているミランだが、チームだけが結果がついてこない。サッスオーロ戦に勝利するまでプロビンチャ相手に苦しみ、1試合少ないとはいえ6試合消化時点で12位と不本意な結果となっている。噂レベルではあるが、後任にアントニオ・コンテの名前が挙がっていると報じられている。


マヌエル・ペレグリーニ

クラブ:ウェストハム・ユナイテッド

今夏大規模な補強を行い、フェリペ・アンデルソンやジャック・ウィルシャーといった実力者を次々に獲得したウェストハム。しかし、ここまでの成績は2勝1分5敗と大きく負け越している。シーズン前にはヨーロッパリーグの出場権を期待するサポーターの声もあっただけに、失望のスタートと言えるだろう。


フレン・ロペテギ

クラブ:レアル・マドリード

クリスティアーノ・ロナウド不在のチームを改革し、生まれ変わらせると発言していたロペテギだったが、やはりそれは難しいようだ。公式戦6試合連続で負けなしと、順調化に思われたチームだったが、ここ4試合は無得点。セビージャに3-0で完敗を喫すると、CLのグループステージでもCSKAモスクワに足元をすくわれた。フロレンティーノ・ペレス会長が監督を代えたくなってもおかしくはない。


ニコ・コバチ

クラブ:バイエルン・ミュンヘン

昨シーズンにアイントラハト・フランクフルトでバイエルン・ミュンヘンを破ってDFBポカールのタイトルを獲得し、満を持して監督に就任したコバチ。しかし、その船出は前途多難なものになっている。7試合を終えて4勝1分2敗と5位に甘んじている。公式戦ここ4試合では勝ち星を奪えておらず、ハメス・ロドリゲスとの不和も報じられている。今節のボルシア・メンヒェングラートバッハ戦の敗北で解任が加速するかもしれない。


ジョゼ・モウリーニョ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

今節のニューカッスル・ユナイテッド戦で首の皮一枚繋がったのがモウリーニョ。ただ、解任を望むサポーターの中には「問題が先送りにされただけ」など、厳しい意見も挙がった。ここまで4勝1分3敗と他のビッグ6からは大きく離されたユナイテッド。威厳やカリスマ性を失いつつあるモウリーニョが解任されるのは時間の問題だろう。代表ウィーク明けのチェルシー戦がとどめになるはずだ。


名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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