多くのサッカー選手にとって、トッププレーヤーへの道は長く険しいものとなる。世界を舞台に活躍する名プレーヤーもかつては批判の的にさらされたり、期待に応えられず失望された経験を持っている。そこで今回は、今では想像できない名プレーヤーの失望された過去をご紹介する。
ルカ・モドリッチ
クラブ:レアル・マドリード
EURO2012の印象的な活躍。特にクロアチア代表対スペース代表でのモドリッチの活躍は、レアル・マドリードという世界最高のクラブからの注目を集めるには十分だった。マドリードは3000万ポンドという額を支払い、モドリッチをトッテナム・ホットスパーから獲得した。
しかし、入団直後から大活躍とはいかず、移籍初年度にはスペイン紙『マルカ』が行った読者アンケートで今シーズン最悪の補強に選ばれている。ワールドカップで印象的な活躍を見せ、世界最高峰の選手の仲間入りを果たした今のモドリッチを見ると、考えにくい出来事だ。
ダビド・デ・ヘア
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
ユナイテッドの守護神デ・ヘアも、加入当初は評価が低かったようだ。ユナイテッド前GKコーチのエリック・スティール氏は以下のように語っている。
「我々は彼のライフスタイルを変えるところから始めた。午前の練習を終え、彼は家に帰りたいと言った。私は午後には戻ってるようにと言ったんだ。すると彼はなぜ?と返してきたよ」
「彼のライフスタイルには問題があった。1日に2~3回は寝るし、食事の時間は遅い。トレーニング後にはすぐにプロテインを飲ませるようにしたよ。ジムで過ごす時間は長かったが、彼はそれを嫌っていた。スペインではあまりトレーニングを行わないようだ。彼の体の中核から強くする必要があったんだ」
ユナイテッド加入後は、多くの問題を抱えていたデ・ヘア。しかし、現在では世界最高峰のGKとして、ユナイテッドの不安定なディフェンスを全面的に支えている。
ティエリ・アンリ
クラブ:アーセナル、ユベントスなど
モナコ下部組織での活躍により、当時トップチームで監督を務めていたアーセン・ベンゲル氏によって才能を見出されたアンリ。しかし、ユベントスからアーセナルへと移籍してからの4ヶ月間は修行の毎日だったようだ。『ガーディアン』が報じたところによると、アーセナルからの評価は「文字どおり学校に戻って攻撃の技術すべてを教え込まなければいけない」というものだったようだ。アーセナル史上最高の選手も順風満帆のキャリアではなかったようだ。
ガレス・ベイル
クラブ:レアル・マドリード
トッテナムに加入した才能豊かなサイドバックは、誰からも致命的な一撃を見舞う世界屈指のフィニッシャーになるとは思われていなかった。スパーズでのベイルは、彼のポテンシャルを発揮しきっているとは言い難かったからだ。当時の監督ハリー・レドナップ氏は、ベイルを売却することも検討していたようだ。
カゼミーロ
クラブ:レアル・マドリード
2014年から1シーズン、ポルトにレンタルに出されていたカゼミーロ。マドリードは彼のポルトガルでの活躍を受け、買い戻しオプションを行使する。しかし、彼の居場所がマドリードで与えられることはなかった。
『ガーディアン』のシド・ローブも彼がプレーするには別のクラブに行く必要があると2016年に書いている。ただ、ジダンが監督に就任し、27節のレバンテ戦でアンカーとして印象的な活躍を見せることで、スタメンの座を自らつかみ取った。
ハリー・ケイン
今では信じられないが、ケインはかつてミーム(meme)として、馬鹿にされる対象の選手だった。ゴールをするたびに、彼を馬鹿にしたGIFなどがSNS上で拡散された。
SOUND THE ALARMMMMMM pic.twitter.com/ypFHOj1GkU
— Ryan Rosenblatt (@RyanRosenblatt) 2015年2月10日
しかし、現在ではプレミアリーグで最も優秀なストライカーとなり、トッテナム史上最高のストライカーと呼んでも遜色ないプレーを見せている。選手にはいろいろな過去があるのだ。
ジェイミー・バーディ
クラブ:レスター・シティ
ノンリーグ史上最高額となる100万ポンドでレスターに加入したバーディ。移籍初年度はチャンピオンシップ(英2部)26試合に出場し、4ゴールに終わった。バーディはレスターから去ることも考えていたという。彼は2014年『BBC』に以下のように語っている。
「正直挫折しかけていたよ。何度か監督ともチャットをしたけど、そのたびに彼らは十分だと言ったんだ。彼らは僕を信じてくれた」
その後のバーディといえば、プレミアリーグで奇跡の優勝を成し遂げるだけでなく、イングランド代表にも選出されワールドカップを戦うまでの選手へと昇華した。
コメントランキング