ジョゼ・モウリーニョの経歴は、彼の同業者が見れば間違いなく憧れるものであり、サッカー史で見ても有数の監督の1人だろう。イタリア、スペイン、イングランド、ポルトガルでリーグ優勝を経験し、チャンピオンズリーグも2度戴冠している。ただ、彼の言動や行動は常に議論の対象となってきた。また、彼は同じクラブを3シーズンを超えて率いた経験が無い。そこで今回は、モウリーニョが12月までにマンチェスター・ユナイテッドの監督を解任される3つの理由をご紹介する。
選手との衝突
モウリーニョをユナイテッドのレジェンド、アレックス・ファーガソンと比較した絶対的に違うところが1つある。それが、選手との付き合い方だ。ファーガソンはいかなるときでも選手を公の場で批判することはなかった。対してモウリーニョは歯に衣着せず、ストレートに発言する。チェルシー時代には選手複数人がモウリーニョに反発したという報道もあった。ユナイテッドで言えば、ポール・ポグバとアントニー・マルシャルが同じような状況にあるかもしれない。ユナイテッドにとって2人の選手は未来を語るうえで欠かせないプレーヤーだ。ユナイテッドはモウリーニョと決別する覚悟が必要かもしれない。
ジダン効果
ジネディーヌ・ジダンがユナイテッド監督の座に関心を示していると先月に報じられた。ジダンは選手から監督へと華麗なる転身を遂げたカリスマで、攻撃を中心にチームを回すというユナイテッドにとってはもってこいの人材だろう。人気銘柄のジダンがフリーでいる期間は短いはずだ。ユナイテッドは彼の招聘を急いでいるかもしれない。
ついてこない結果
今シーズンのユナイテッドはブライトン戦での敗北、トッテナム・ホットスパー戦での完敗などここまで3勝1分2敗。全勝中のリバプールはもちろんのこと、他のビッグ6から置いてけぼりを食らうスタートとなった。好調を維持しているかと思われたが、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズに引き分けるなど、再び混とんの中に足を踏み入れようとしている。12月までにチェルシー、マンチェスター・シティとの対戦を控えるユナイテッド。日本時間11月12日のシティ戦で解任が加速し、クリスタル・パレス戦を持って解任される可能性も十分にあるだろう。
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