ルカ・モドリッチがクリスティアーノ・ロナウドとモハメド・サラーの両者を破り、UEFA最優秀選手賞を受賞した。このことは今年の様々な賞に影響を与えるだろう。バロンドールもその中の1つだ。毎年激しい競争の中から最高の選手が選ばれている。今回は、素晴らしい活躍を見せながらも今年のバロンドール受賞は難しい5人の選手をご紹介する。
ラファエル・ヴァラン
クラブ:レアル・マドリード
チャンピオンズリーグとワールドカップを制した数少ない選手の1人となったヴァランだが、バロンドールの受賞は難しいかもしれない。もちろん、彼がクラブでセルヒオ・ラモスの尻をぬぐい、代表ではディフェンスリーダーとしてチームを引っ張った圧倒的なパフォーマンスは称賛に値する。しかし、ディフェンダーがバロンドールを受賞することの難しさも考慮しなければいけないだろう。
キリアン・ムバッペ
クラブ:パリ・サンジェルマン
バロンドールの候補者には素晴らしいパフォーマンスを大きな舞台で披露したスーパースターが大勢集まる。選考は非常に厳しいものになるのだ。ムバッペもクラブと国際舞台で素晴らしいパフォーマンスを見せたが、このリストに入るのは避けられないだろう。46試合で21ゴール、15アシストは素晴らしい。しかし、他の候補者はそれ以上の成績を上げている。まだ19歳。来るときに備える段階のはずだ。
アントワーヌ・グリーズマン
クラブ:アトレティコ・マドリード
恐らく自身にとって最も成功したシーズンを過ごしたグリーズマン・クラブで素晴らしいパフォーマンスを見せ、ワールドカップでも母国を優勝に導いた。ただ、障害となるのはチャンピオンズリーグを戦い抜けなかったことだろう。ヨーロッパリーグでの優勝は偉大だが、受賞は難しいかもしれない。
モハメド・サラー
クラブ:リバプール
昨シーズンにプレミアリーグに参戦したエジプトのスターは、残した記録と印象的なパフォーマンスで衝撃を与えた。32ゴール、11アシストを記録しリーグ戦の得点王にも輝いた。ここ10年間で初となるチャンピオンズリーグ決勝にもチームを導いた。これらのパフォーマンスはサラーをバロンドール候補へと導いた。しかし、クラブと国際舞台でトロフィーを獲得できていないことが受賞を遠ざけている。
リオネル・メッシ
クラブ:バルセロナ
バルセロナの大黒柱メッシも昨シーズンから素晴らしいパフォーマンスを継続している。しかしながら、バロンドールの受賞は難しい珍しい選手といえるだろう。昨シーズンは相変わらずの独創性と圧倒的なスキルでバルセロナに国内のタイトルを独占させた。55試合で44ゴール、18アシストは異常とも言えるレベルだろう。UEFA最優秀選手賞とFIFA最優秀選手賞の最終候補から外れたときと同じように、彼の一貫したパフォーマンスは過小評価されているかもしれない。
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