セリエA フィオレンティーナ

フィオレンティーナ主将、アストーリのキャプテンマークに対する思い語る

 フィオレンティーナのキャプテンを務めるDFヘルマン・ペッセッラは今年3月に急死した元イタリア代表DFダビデ・アストーリの名前と背番号はデザインされたキャプテンマークがチームの魂であることを強調しているようだ。現地時間14日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がこれを報じている。

 レガ・セリエAは今季より各クラブが試合で着用するキャプテンマークを白色と青色でデザインされ、レガ・セリエAのロゴマークの横に「CAPITANO」と書かれたものに統一。しかしフィオレンティーナはアストーリと今後も共に戦う意味を込めて同選手の名前が入ったキャプテンマークを着用している。

 この件ではキャプテンを務めるペッセッラやフィオレンティーナに対して処分が下る可能性が指摘されていたものの、同クラブ会長がレガ・セリエAとの交渉を行っていた結果、特例が認められている。

 ペッセッラはこの一連の問題に関して「このキャプテンマークにはフィレンツェの魂が宿っている。(キャプテンマークに関する問題は)ダビデのために戦うことが正しいと感じていた」と語っており、アストーリとフィオレンティーナが深い絆で結ばれていることを改めて強調している。

 また今季のスクデット争いにも触れており、「5、6クラブがユベントスを追う展開となるだろう。我々は決してスクデット争いから脱落しない。レスターの優勝がそれを示しているよ」とコメント。ユベントスのスクデット8連覇が濃厚と伝えられているものの、決して最後まで諦めない姿勢を示している。

 なおフィオレンティーナは現在2試合を終えて勝ち点6の3位につけており、ローマやインテルなど他クラブがスタートダッシュに失敗する中で上位につけている。果たして今節のナポリ戦での勝利を飾ることができるのだろうか。