代表チーム ブラジル代表

セレソン最強の9番は誰だ。リシャルリソンは偉大な先輩に続けるか

セレソン(ブラジル代表)の9番と言えば怪物と恐れられた“元祖”ロナウドだろう。その9番という重みのある数字をつい最近受け継いだのがエバートンに所属するリシャルリソンだ。エバートンで結果を残し始めている彼に、期待するサポーターも多いだろう。今回はロナウド以降のブラジル代表の歴代背番号9をゴール数順にご紹介する。


ディエゴ・ソウザ

代表キャップ数:7
ゴール数:2

ガブリエル・ジェズスの負傷により、ストライカーの枠が1つ空いたブラジル代表は代役としてソウザを招集。世代別の代表よりも、A代表での出場試合数の方が多い稀な選手といえるだろう。


ジョナス

代表キャップ数:12
ゴール数:3

152試合で122ゴールと間違いなくベンフィカのレジェンドであるジョナスだが、2016年のコパ・アメリカ・エンテナリオでは酷いプレーを見せてしまった。スコアレスドローに終わったエクアドル戦では哀れみすらも感じさせた。グループ最終戦では彼に与えられた役割はなにもなかった。


ジエゴ・タルデッリ

代表キャップ数:14
ゴール数:3

2015年のコパ・アメリカでブラジル代表は2014年ワールドカップの悪夢を払しょくしようと試みた。ネイマールはチャンピオンズリーグで素晴らしい勝利を挙げ、9番と共にできることをした。しかし、当時のブラジル代表にはタルデッリしかいなかった。


バグネル・ラブ

代表キャップ数:20
ゴール数:4

間違いなくサッカー史でも有数のストライカーであるラブは、ブラジル代表でも優れたストライカーぶりを発揮した。2007年のコパ・アメリカ準決勝では80分間プレーして1ゴールを挙げ、2ゴールをお膳立てした。


リカルド・オリベイラ

代表キャップ数:16
ゴール数:5

リカルド・オリベイラに他の9番のような名声はないかもしれないが、ブラジル代表にはしっかりと貢献してきた。2005年のコンフェデレーションズカップでは6試合中5試合に出場。2つのゴールを奪っている。


パト

代表キャップ数:27
ゴール数:10

パトはかつてブラジル代表だけではなく、世界のフットボールの中で未来を担う存在だった。ただ、彼のキャリアが大幅にレールから外れたことも事実だ。それでも2011年のコパ・アメリカでは効率よく働いた。最初の2試合ではノーゴールだったものの、グループ最終戦で2ゴールを挙げている。


ガブリエル・ジェズス

代表キャップ数:22
ゴール数:10

実質的な現在の9番は効率の良さとインテリジェンスを組み合わせたプレーでブラジル代表にとって大きな役割を果たしている。ワールドカップでは多少の批判に遭ったものの、マンチェスター・シティでのプレーを見れば再び9番をつける日は近いとわかるだろう。


フレッジ

代表キャップ数:39
ゴール数:18

フレッジのことを笑うことは簡単だが、彼は真に優れた点取り屋と言えるだろう。ブラジルのストライカーに求められるフィットネスや才能には恵まれていなかったかもしれないが、ゴールを重ね続けた。しかし、負傷の影響もありミネイロンの惨劇以降ブラジル代表に呼ばれることはなかった。


アドリアーノ

代表キャップ数:48
ゴール数:27

相手に致命傷を与える左足をもつレジェンドはロナウドの代表引退を機に背番号9を引き継いだ。2005年のコンフェデレーションズカップでは母国を見事な勝利に導いている。2006年のワールドカップではロナウドが太り過ぎたこともあり、ブラジルは苦戦。アドリアーノも例外ではなかった。アドリアーノが背番号9をつけて試合に出場したのは2試合だけだ。


ルイス・ファビアーノ

代表キャップ数:45
ゴール数:28

ルイス・ファビアーノは2度にわたってブラジル代表の9番をつけてきたが、スタートラインに立ったのは2度目のドゥンガ政権下だろう。チームの中で決して熟練した選手ではなかったが、技術と力でそれを補った。2009年のコンフェデレーションズカップ決勝では2ゴールを挙げ、2010年のワールドカップでは3ゴールを記録している。


名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

筆者記事一覧