国際マッチウィークが終わり、今週末から再開する各国のリーグ戦。2週間という期間で、各チームがこれまでの戦いを基に修正を加えている。そこで今回は、国際マッチウィークまでに成績の振るわなかった5クラブをご紹介する。
ウェストハム・ユナイテッド
今夏の大幅な補強にも関わらず、ウェストハムは4戦全敗と大きく出遅れた。開幕節ではリバプールに4-0の完敗。アーセナルへの敗戦も致し方ない部分があるが、ボーンマスとウォルバーハンプトン・ワンダラーズへの敗戦は持ったいない。4試合で2得点しか挙げれていないなど、獲得した豊富な攻撃面のタレントが機能しているとは言い難い。この2週間で、どこまで新加入選手が馴染めているか要注目だろう。
ミラン
実質的な開幕節のナポリ戦で2-0をひっくり返されたミラン。ハカン・チャルハノールの不在も響き、ゴンサロ・イグアインは試合から消えた。しかし、続くローマ戦では見事に修正。イグアインも存在感を見せつけた。今回の2週間はティエムエ・バカヨコやサム・カスティジェホといった新戦力をチームにフィットさせるための重要な時間となったはずだ。ゴンサロ・イグアインが代表に呼ばれなかったのもうれしい誤算だろう。
インテル
3試合を終えて1勝1分1敗と、躓いてしまったインテル。苦手とするサッスオーロ戦の敗北からトリノにも引き分け。第3節で、ここまで勝ちのないボローニャに3-0で勝利した形だ。懸念があるとすれば、エースのマウロ・イカルディがいた2試合では勝利できず、逆に不在だったボローニャ戦に勝利できたことか。システムの都合などもあるが、新戦力もそうだがイカルディが結果を残さなければ、インテルとしても難しい。中断明け後はエースの得点という部分に注目するのも良いだろう。
アトレティコ・マドリード
今シーズンの優勝候補筆頭と言われながらも、苦戦しているのがアトレティコだ。3試合を戦って1勝1分1敗とすでにレアル・マドリード、バルセロナとは5ポイント差をつけられている。バレンシアへの引き分けは致し方ないが、セルタへの敗戦は頂けない。サビッチの退場のあったが、それも2失点してからの話。シュートの数では劣っていなかったが、枠内0という結果は頂けない。修正するべきポイントの1つだ。
ローマ
アトレティコ同様、ここまでの3試合を1勝1分1敗で終えたローマ。ただ、その結果以上に内容は満足のいかなものだろう。アタランタ戦では3-3と打ち合いの末にドロー。指揮官エウゼビオ・ディ・フランチェスコも怒りをあらわにした。ローマの問題点は2つ。ハビエル・パストーレがラジャ・ナインゴランやケビン・ストロートマンに比べて、動きながら中盤でプレーできないことと、スティーブン・エンゾンジがアンカーとして独り立ちできていないこと。この2週間はそこに重点を置いてトレーニングしたはずだ。パストーレとエンゾンジのプレーにも中断明けは注目したい。
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