サンプドリアのウルトラス(過激サポーター)は現地時間2日に開催されるセリエA第3節・ナポリ戦にてジェノバ高架橋崩落事故のチャリティー活動を行うようだ。現地時間1日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
イタリアの北西部ジェノバでは14日、高速道路の高架橋が突然崩落する事故が発生し、43名の死者を出す大惨事となっている。またイタリア国内では今でもこの大事故について連日報道されており、国内では悲しみに包まれている。
またセリエAでは開幕節でジェノヴァに本拠地を構えるサンプドリアとジェノアによる2試合(サンプドリア対フィオレンティーナ、ミラン対ジェノア)が延期となったほか、残り8試合ではキックオフ前に1分間の黙とうが行われていた。
さらに第2節では全試合で選手たちが「ジェノアは我々の心にある」というメッセージが刻まれたシャツをピッチ入場時に着用するなど、イタリアサッカー界でも支援の輪が広がっている。
そして事故が発生したジェノバに本拠地を構えるサンプドリアのサポーターは「この街の道と空は同じ色である。がんばれジェノバ」と胸にメッセージが書かれた特製Tシャツの販売を行うという声明を発表。このユニフォームの売り上げは義援金に充てられるようだ。
いまだにイタリア国内に大きな傷跡を残しているジェノバ高架橋崩落事故だが、今後もフットボール界など様々な業界で犠牲者や被災地に対する支援が行われることだろう。
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