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CロナがUEFA最優秀選手賞にふさわしい4つの理由。基準がブレブレ?

今年のUEFA最優秀選手賞に輝いたルカ・モドリッチ。クラブだけではなく、ロシアワールドカップでの印象的かつ献身的な活躍の影響で、受賞をうれしく感じた人も多いのではないだろうか?しかし、『sportskeeda』はモドリッチよりもクリスティアーノ・ロナウドの方が賞にふさわしいと主張している。今回は根拠となる4つの理由をご紹介する。


欧州で最も影響力があったのはC・ロナウド

UEFA最優秀選手賞は過去12ヶ月間にヨーロッパで最も優秀な選手に贈られるはずの賞だ。しかし、それが前提にあるならば、モドリッチはモハメド・サラーを打ち負かすことすらできないはずだ。モドリッチがC・ロナウドよりも影響力があったと主張する人はいる。ただ、マドリードにはケイロル・ナバス、マルセロ、トニ・クロースなど代えの利かない選手は多くいる。それに比べてモハメド・サラーやC・ロナウドはチャンピオンズリーグでも決定的なゴールを重ねた。真に特別だ。C・ロナウドの影響力とゴール数が軽視されているように感じる。モドリッチは確かに天才だが、CLで数字という形で結果を残せていない。


C・ロナウドは欧州のトップスコアラー

C・ロナウドはチームをリーグタイトルに導かなかったかもしれない。それでも彼は欧州でもっともゴールを奪った選手となった。シーズン開始当初の絶不調な時期があったのにも関わらずだ。C・ロナウドはCLでのゴールなど他のライバルに対して差別化を図ることができていたはずだ。CL1大会で15ゴールは本当に驚異的なことだと認識されるべきだ。これでもUEFA最優秀選手賞を取ることができないなら、他に何をすればいいのだろうか?ここ10年間でリオネル・メッシとC・ロナウドが受賞しなかったのは、EUROが行われていた時と、両者ともにCLを優勝できなかった時だけだ。2012年のアンドレス・イニエスタはメッシを上回ったのではなく、ユーロで優勝したから。フランク・リベリーはCLでバイエルン・ミュンヘンを優勝へと導いたから受賞できた。>


C・ロナウドには一貫性がある

マドリードのCL優勝にモドリッチが重要な役割を果たしたと主張する人は多く、それは間違っていないだろう。ただ、それは前シーズンも前々シーズンも同じだ。モドリッチはチームに凄まじい影響を与えてきた。加えて、モドリッチは最も厳しい試合の1つパリ・サンジェルマン戦でベンチだった。C・ロナウドのゴールがマドリードが無くなればどうなるかということを今シーズンは見ることができる。マドリードのCLの結果を見ればいいだけだ。C・ロナウドは間違いなく欧州でもっとも一貫性のある選手だ。


UEFA最優秀選手賞はW杯ではなく、欧州でのシーズンに基づくべき

2018年のUEFA最優秀選手賞への批判の1つに、欧州でのシーズンではなくワールドカップでの活躍に基づいて選出されたのではないか?というものがある。決してそんなことがあってはならない。W杯の前に授賞式があれば、間違いなくC・ロナウドが受賞していたはずだ。モドリッチはもちろんW杯を除いても優秀なプレーヤーだ。ただ、彼にはUEFA最優秀MF賞を贈ればいい。セルヒオ・ラモスがW杯で優勝したラファエル・ヴァランを抑えて最優秀DF賞を受賞したこと(W杯での優勝が無くてもヴァランが受賞するべきだった)を考えれば、C・ロナウドがUEFA最優秀選手賞を逃したことは衝撃的な事実だ。明らかに審査員のダブルスタンダードと言えるだろう。


名前:菊池大将
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