プレミアリーグ マンチェスター・シティ

クラブ史上初CL制覇狙うマンCの歴代高額移籍トップ10は?

悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇へ今夏も大型補強を行ったマンチェスター・シティは、ここ数シーズンでの選手の入れ替わりが激しくなっているクラブの1つである。今回はそのシティがこれまで獲得してきた選手たちの移籍金ベスト10を振り返る。


10位:ニコラス・オタメンディ

国籍:アルゼンチン
ポジション:DF
移籍元:バレンシア
加入年:2015年
移籍金:4460万ユーロ(約56億円)

地元アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドの下部組織出身のオタメンディは2008年にトップデビューを果たすと、翌シーズンのリーグ優勝に貢献。その活躍が評価されポルトへの移籍が決定。その後、アトレチコ・ミネイロ、バレンシアを経てシティへ加入している。


9位:ベルナルド・シウバ

国籍:ポルトガル
ポジション:MF
移籍元:モナコ
加入年:2017年
移籍金:5000万ユーロ(約63億円)

2002年にベンフィカの下部組織に入団すると2013年にトップデビュー。しかし、レギュラー奪取には至らなかった。2014年にフランス1部モナコへ移籍すると才能が開花。一気に主力に上り詰め、2016/17シーズンにはリーグ・アンのベストイレブンにも選出された。今季はリヤド・マフレズとのポジション争いが予想されるだけに勝負のシーズンとなるだろう。


8位:レロイ・サネ

国籍:ドイツ
ポジション:MF
移籍元:シャルケ
加入年:2016年
移籍金:5050万ユーロ(約64億円)

2013/14シーズンにシャルケでプロデビューを飾ると、わずか3年間で瞬く間にスターダムへと駆け上がる。世代別ドイツ代表でも活躍し、UEFAU-19欧州選手権優勝を果たすなどサッカーエリートとしてのキャリアを歩む。2016年にシティへ移籍すると初年度から26試合に出場するなど主力として活躍をみせた。ワールドカップ・ロシア大会では直前に落選という憂き目に遭ったものの、その悔しさを今シーズンにぶつける。


7位:カイル・ウォーカー

国籍:イングランド
ポジション:DF
移籍元:トッテナム・ホットスパー
加入年:2017年
移籍金:5270万ユーロ(約66億円)

2017年夏にDFダニエウ・アウベスの獲得に失敗したシティはトッテナムから5270万ユーロでウォーカーを獲得。爆発的なスピードと、突進力でトッテナムを支えた同選手には大きな期待がかかっている。ワールドカップ・ロシア大会では3バックの一角を担い、イングランド代表のベスト4入りに大きく貢献した。


6位:ジョン・ストーンズ

国籍:イングランド
ポジション:DF
移籍元:エバートン
加入年:2016年
移籍金:5560万ユーロ(約70億円)

2016年にエバートンからジョゼップ・グアルディオラ監督の熱望もあり、5560万ユーロと当時のDF史上最高額でシティへ加入。大きな期待を背負っての移籍だったが、2016/17シーズンは無冠に終わり、ストーンズもミスを頻発するなど期待を裏切る結果に終わった。昨季もハムストリングの負傷による長期離脱もありリーグ戦では18試合の出場に終わっている。


5位:バンジャマン・メンディ

国籍:フランス
ポジション:DF
移籍元:モナコ
加入年:2017年
移籍金:5750万ユーロ(約72億円)

今夏にモナコから5500万ユーロで加入した長身のサイドバックであるメンディはフィジカルも強く、制度の高いクロスを供給でき、3バックの一角も務められるなどプレーの幅も広い。ただ昨季は9月に右膝の前十字靭帯断裂で長期離脱を余儀なくされ、シーズンを棒に振っている。


4位:ラヒーム・スターリング

国籍:イングランド
ポジション:FW
移籍元:リバプール
加入年:2015年
移籍金:6370万ユーロ(約80億円)

前所属先のリバプールとの契約延長を拒否し、2014/15シーズン終了後にシティへ移籍。一部のリバプールサポーターから反感を買いスターリングや家族へ人種差別的な発言や脅迫などが相次ぎ、警察が介入する騒ぎとなった。シティではコンスタントに好パフォーマンスを披露しているものの、来夏で満了を迎える契約の更新を拒否したと伝えられている。


3位:アイメリク・ラポルテ

国籍:フランス、スペイン
ポジション:DF
移籍元:アスレティック・ビルバオ
加入年:2018年
移籍金:6500万ユーロ(約82億円)

シティは2017年夏にベルナルド・シウバやカイル・ウォーカーなど複数主力選手を獲得するなど大型補強を敢行したが、補強ポイントとなっていたセンターバックは獲得できずに終わっていた。しかし2018年1月の移籍市場最終日にラポルテの引き抜きに成功している。


2位:リヤド・マフレズ

国籍:アルジェリア、フランス
ポジション:FW
移籍元:レスター・シティ
加入年:2018年
移籍金:6780万ユーロ(約85億円)

独特の間合いから相手DFを抜き去るドリブルを得意としているマフレズには、シティが獲得間近に迫っていたものの昨夏は失敗に終わっていた。しかし今夏に再度マフレズ獲得に挑戦したシティは6780万ユーロを支払うことで獲得に成功した。


1位:ケビン・デ・ブライネ

国籍:ベルギー
ポジション:MF
移籍元:ボルフスブルグ
加入年:2015年
移籍金:7600万ユーロ(約95億円)

2015年にシティ史上最高額の7400万ユーロで加入したデ・ブライネは切れ味抜群のドリブルと針に糸を通すようなパスでチームの中心として活躍。プレースキッカーも任されている。2016/17シーズンは20アシストの活躍で、ダビド・シルバがもつ16アシストを抜いてチームの最多アシスト記録を塗り替えた。ただ今季は練習中に右ひざを負傷し、2~4カ月間の戦線離脱を強いられることとなっている。