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アトレティコ在籍の経歴持つクルトゥワ、宿敵レアル加入でサポーターは?

 ベルギー代表のティボー・クルトゥワは先週なかばにレアル・マドリードへの移籍が公式発表されているが、アトレティコ・マドリードのサポーターはこれを“裏切り行為”と捉えているようだ。

 ワールドカップ・ロシア大会でベルギー代表を史上最高成績の3位に導く活躍を見せたクルトワの去就を巡っては、レアル・マドリードがコスタリカ代表GKケイロル・ナバスとポジション争いをできる守護神として獲得を狙っていると伝えられており、本人もマドリード移籍を望んでいた。

 そして現地時間6日の全体トレーニングに姿を現さなかった同選手は、マドリードのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチが交渉材料の一部に盛り込まれる形でマドリードへ加入している。

 しかしクルトゥワはかつて2011/12シーズンより3年間に渡りチェルシーからのレンタル移籍でアトレティコ・マドリードに在籍していた経歴を持っており、今回のレアル・マドリード加入に対して周囲から様々な声が上がっている。

 特にアトレティコ・マドリードのサポーターは今回の移籍に対する怒りをあらわにしている模様。チェルシーの公式ファンクラブ『Chelsea FC Fan Club』のツイッター公式アカウントによると、一部のサポーターがアトレティコ・マドリードのホームであるワンダ・メトロポリターノのスタジアム前の地面に埋め込まれている同選手のプレートを汚す行為に走っており、警備員が制止に入る騒ぎとなっているようだ。

 マドリードダービーは毎シーズン、ピッチ内外で敵意をむき出しにする激しいダービーであるが、今季はクルトゥワに対するアトレティコ・マドリードサポーターのリアクションに注目したいところだ。