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サッカー界の出戻り移籍。古巣に復帰した12選手のその後

ミランのレオナルド・ボヌッチがマッティア・カルダラとのトレードという形で古巣であるユベントスへと復帰を果たした。今回は今までに古巣に復帰した選手が成功したのか、失敗したのか。その後をご紹介する。


ウェイン・ルーニー

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド⇒エバートン
移籍金:フリー
復帰日:2017年7月9日

昨夏に最も大きな話題を呼んだ古巣復帰がマンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニーだ。同選手は13年間に渡ってユナイテッドに在籍。長年背番号10番を背負い、歴代最多得点記録である253ゴールを記録した。しかし、フィジカルコンディションの低下から徐々に出場機会を失うと、昨夏地元クラブであるエバートン復帰を決断した。再び背番号10番を背負い、早速親善試合で豪快なゴールを決めるなど心のクラブで輝きを放った。今夏からDCユナイテッドでプレーしている。


アンドリー・シェフチェンコ

クラブ:チェルシー⇒ミラン
移籍金:レンタル加入
復帰日:2008年8月23日

2000年代前半のミラン黄金期を支えてきたシェフチェンコは、2006年に移籍金4330万ユーロ(約63億円)チェルシーへ移籍するも環境や戦術の変化に対応できず、メディアから活躍が移籍金に見合わないと批判を受ける。そのシェフチェンコは2年後の夏にミランへのレンタルによる期間を果たすものの、リーグ戦わずか18試合の出場にとどまりノーゴールと結果を残せなかったため、ミランは2009年夏にチェルシーへ返却。その後、チェルシーでも居場所のなかったシェフチェンコはウクライナの古巣ディナモ・キエフへの復帰を果たしている。


ティエリ・アンリ

クラブ:ニューヨーク・レッドブルズ⇒アーセナル
移籍金:レンタル加入
復帰日:2012年1月6日

アンリは2007年に移籍金2400万ユーロ(約31億円)でバルセロナに移籍。リーガ二連覇、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイ優勝に貢献した。2010年にバルセロナからメジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズに加入。するとキャリア晩年を迎えた2012年にMLSのオフシーズンを利用してアーセナルにレンタルで復帰。凱旋試合であるFAカップのリーズ戦で途中出場を果たし、いきなりゴールを決めてみせた。


カカ

クラブ:レアル・マドリード⇒ミラン
移籍金:フリー
復帰日:2013年9月2日

カカは2009年夏にミランからレアル・マドリードに電撃移籍。当時の移籍金世界最高額となる9400万ユーロ(約126億円)でマンチェスター・ユナイテッドから加入したFWクリスティアーノ・ロナウドに次ぐクラブ記録2位の移籍金6800万ユーロ(約92億円)を記録した。しかし、期待通りの結果を出しているロナウドと対照的に、カカは怪我に泣かされて定位置確保に至らなかった。2014年のワールドカップ母国開催まであと1年と迫っていた2013年夏に古巣ミラン復帰を決断。チームに変化を与えることを期待されていたものの、同シーズンのミランはリーグ8位に終わっている。


ディディエ・ドログバ

クラブ:ガラタサライ⇒チェルシー
移籍金:フリー
復帰日:2014年7月25日

ドログバは2012年にチャンピオンズリーグ優勝を置き土産にチェルシーを退団。中国スーパーリーグの上海申花に加入する。その後ガラタサライを経て、2014年にチェルシーに復帰。プレミアリーグ28試合に出場し4ゴール1アシストを記録。チームのプレミア制覇に貢献した。


香川真司

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド⇒ドルトムント
移籍金:800万ユーロ(約11億円)
復帰日:2014年8月31日

香川は2012年夏にアーセナルとの争奪戦を制する形でユナイテッドへ加入すると、初年度は周囲を満足させるパフォーマンスを見せプレミアリーグ制覇に大きく貢献。アレックス・ファーガソン監督の指揮官引退に華を添えた。ところがデイビッド・モイーズ監督が就任した翌シーズンは監督の目指す戦術にはまらず出場機会は減少、チームもリーグ7位に低迷する。さらに香川はモイーズの後任として就任したファン・ハール監督からプレシーズン中に構想外であることを伝えられてしまう。これを受けて移籍市場閉鎖直前にドルトムントへ電撃復帰。ユルゲン・クロップ監督から復帰初戦でいきなり先発メンバーに抜擢されると、見事復帰後初ゴールを決めてファンに感動をもたらしている。


フェルナンド・トーレス

クラブ:ミラン⇒アトレティコ・マドリード
移籍金:レンタル加入
復帰日:2015年1月6日

トーレスは2011年1月のチェルシーへの電撃移籍以降、本来のパフォーマンスを発揮できずに苦しんでいた。2015年1月に1年半のレンタルの形で古巣アトレティコへの7年半ぶりとなる復帰を果たすと、2015/2016シーズンにはリバプール在籍時である2009/2010シーズン以来の2桁ゴールをあげるなど完全復調を遂げる。アトレティコも2016年夏に完全移籍で獲得する形となった。


ディルク・カイト

クラブ:フェネルバフチェ⇒フェイエノールト
移籍金:フリー
復帰日:2015年7月1日

カイトは2015年夏にトルコの強豪フェネルバフチェから若手時代にキャリアを大きく飛躍させたフェイエノールトへ1年契約での復帰を果たした。復帰初年度にKNVBベーカー(オランダ国内カップ戦)6試合で4ゴールをマークし、優勝に大きく貢献。リーグタイトルを狙うべく昨夏にクラブと1年契約延長すると、その昨季に劇的なリーグ優勝を成し遂げる。カイトはそのリーグ優勝直後に現役引退を表明するとともに、フェイエノールトのフロント入りが発表されている。


ラダメル・ファルカオ

クラブ:チェルシー⇒モナコ
移籍金:レンタル終了に伴う復帰
復帰日:2016年6月30日

ファルカオはモナコ在籍時の2014年1月、国内カップ戦で左膝前十字靭帯損傷によりブラジルワールドカップ出場を逃してしまった。コンディションが万全でないままマンチェスター・ユナイテッドへ1年レンタルで加入。ユナイテッドとチェルシーで過ごしていた2シーズンでは合わせて5ゴールに終わり、プレミアリーグ参戦は大失敗に終わる。それでも、レンタル期間を終えてモナコに復帰したシーズンはリーグ戦で21ゴールをマークするなどキャプテンとしてチームを牽引した。


マリオ・ゲッツェ

クラブ:バイエルン⇒ドルトムント
移籍金:2200万ユーロ(約29億円)
復帰日:2016年7月21日

ゲッツェは2013年夏にドルトムントからの禁断の移籍でバイエルンに加入した。グアルディオラ体制のもとで加入1、2年目は定位置確保に成功。しかし3年目となる2015/2016シーズンはハムストリングの負傷によってリーグ戦わずか14試合の出場に終わる。ドルトムント復帰の際はファンから手厳しい批判を浴び、復帰初年度も今年3月に代謝異常が見つかるなど長期離脱を強いられていた。


ポール・ポグバ

クラブ:ユベントス⇒マンチェスター・ユナイテッド
移籍金:1億500万ユーロ(約134億円)
復帰日:2016年8月9日

2012年夏にユナイテッドからユベントスにフリーで加入したポグバは、セリエA4連覇、2014/2015シーズンのCL準優勝に大きく貢献するほど中盤で替えの利かないビッグネームへの変貌を遂げる。そして昨夏に史上最高額となる移籍金134億円でユナイテッドに復帰。移籍金に見合うだけのパフォーマンスを発揮していないと批判を浴びることはあるが、ユナイテッドのEL初制覇に貢献した。またELでは、ベスト32でサンテティエンヌと対戦した際に兄のギニア代表DFフロランタン・ポグバとの兄弟対決で話題を呼んでいる。


ダビド・ルイス

クラブ:パリ・サンジェルマン⇒チェルシー
移籍金:3500万ユーロ(約46億円)
復帰日:2016年8月31日

ダビド・ルイスは2014年夏に当時ディフェンダーの最高額である移籍金4950万ユーロ(約億円)でPSGに加入した。2014/2015シーズンのCLベスト16における古巣チェルシーとの対戦でゴールをあげ、PSGをベスト8進出に導いた。また2015/2016シーズンのCLでもベスト16で再びチェルシーと激突。2試合とも先発フル出場を果たして古巣を退けている。しかし、センターバック確保を急いでいたチェルシーがダビド・ルイスを移籍期間最終日に獲得すると、アントニオ・コンテ監督の戦術に見事にはまり、2016/2017シーズンのプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。