ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

マンC、途中出場のB・シウバの2ゴールでバイエルンに逆転勝利

 インターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)・バイエルン・ミュンヘン対マンチェスター・シティが日本時間29日朝に行われ、シティが3-2でバイエルンを下している。

 この一戦でバイエルンは元オランダ代表FWアリエン・ロッベンや元フランス代表FWフランク・リベリーが先発起用されている。一方シティは今夏新加入のアルジェリア代表MFリヤド・マフレズやDFアイメリク・ラポルテが先発メンバーに名を連ねている。

 序盤からオープンな展開を見せる形となる中で12分、シティはFWルーカス・ヌメチャが右サイドから最終ラインの裏のスペースを攻略し、シュートを放ったもののゴールポストに嫌われる。

 その直後の14分、バイエルンは右サイドからDFラフィーニャがクロスをあげ、ゴール前でMFメリタン・シャバニが頭で合わせると、これがゴールネットを突き刺し先制ゴールをもたらす。

 さらに23分、中盤センターの位置からリベリーがペナルティエリア手前のスペースにロングフィードを送ると、これに反応したロッベンがワンタッチ目でコントロールし、チリ代表GKクラウディオ・ブラーボとの1対1を冷静に制した。

 早い時間帯で2点のリードを奪われたシティは26分にマフレズがタックルを受けた際に負傷。同選手に替わってポルトガル代表MFベルナルド・シウバがピッチに入る。

 その直後の29分、バイエルンはカウンターの局面でFWキングスレイ・コマンがドリブルで持ちあがり、左サイドから駆け上がってきたリベリーに預けると、リベリーがボックス内に入ってきたロッベンにマイナス気味のクロスを送り、同選手がダイレクトでシュート。鮮やかなカウンター攻撃を展開したものの、これがブラーボの好セーブに阻まれた。

 対するシティは36分、FWブラヒム・ディアスが左サイドからドリブルで切り込むとペナルティエリア手前からそのままシュートを放ったものの、わずかにクロスバーの上を超える。

 すると前半アディショナルタイムの45+1分、右サイドからドリブルで切れ込んできたベルナルド・シウバが左脚を振り抜くと、これがそのままゴールマウス左隅を突き刺し、1点を返した。

 前半を1-2で折り返したシティは、後半開始早々の50分、ベルナルド・シウバが正面から放ったシュートをGKスベン・ウルライヒが弾くと、このセカンドボールをヌメチャが押し込んで同点に追いつく。

 さらにシティは69分、左サイドからのパスをペナルティエリア内で受けたベルナルド・シウバが巧みなドリブルからバイエルンDF2人の隙間を突くグラウンダー性のシュートがそのままゴールマウス右隅を揺らし、ついに逆転の成功する。

 リードを許したバイエルンは79分、右サイドでボールを受けたロッベンがカットインから強烈なシュートを放つもブラーボが素早い反応を見せる。直後の80分には再びロッベンが左サイドからペナルティエリアに侵入。縦に仕掛けて深い位置からクロスを送ったものの、味方には合わない。

 その後もバイエルンはロッベンを起点にサイドの裏のスペースから厚みのある攻撃を展開したものの、最後まで同点に追いつくことはできず、試合は3-2でシティが勝利を収めた。