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宇佐美貴史、アウクスブルクに合流せず…理由は移籍交渉?

 アウグスブルグに所属する日本代表FW宇佐美貴史が同チームのトレーニングキャンプの合流を後ろ倒しにしたようだ。26日ドイツ紙『キッカー』が報じた。

 アウクスブルクでは、26日にロシア・ワールドカップに出場した、アイスランド代表FWアルフレッド・フィンボガソンと韓国代表MFク・ジャチョルが合流。宇佐美もこの日の合流が予定されていたが日本代表FWの姿は見られなかった。

 アウグスブルクは宇佐美の合流が遅れている理由として、「個人的な事情により、彼はまだ日本にいる」と発表があった。また、今後の合流の予定は不透明であることも発表されている。

 そんな中、ドイツ紙『キッカー』は「合流の遅れは選手の去就が関係している可能性がある」と指摘した。宇佐美は昨シーズン途中にレンタルでフォルトゥナ・デュッセルドルフに移籍。本人も完全移籍の希望を公言していることから、移籍の交渉のために合流が遅れていると報じられた。

 また同紙では、デュッセルドルフのロベルト・シェファー代表が「移籍が全ての関係者にとってベストの解決策だと説得を試みている」と述べており、獲得へ動いていることを明かしていた。しかし、アウグスブルクでマネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏は「タカシを手放したいとは思っていない。彼は良い成長を見せており、うちでも良い役割を担えると思う」とコメント。

 デュッセルドルフは宇佐美に対して移籍金150万ユーロ(約2億円)をオファーしたとされる一方で、アウクスブルク側はその倍額を要求していると見られていることから、移籍は難航しているという。

 果たして宇佐美の希望は叶うのだろうか。